暮らしのアイディアの本はたくさんありますが、この本はただ節約をめざしていたり、手抜きをすすめたりするのではなくて、家事を心をこめてする楽しさや、充実感が心地よかったです。本の中に1キロスープというのがあって、1キロ分の野菜やじゃがいもなどを茹でて、ピューレして小分けにして冷蔵庫に入れておくというのがありました。やってみましたが手間をかけないで栄養のバランスが取れたポタージュができるので、朝からすごく豊かな気持ちになれます。このスープおすすめですよ。
夫の母も著者にそっくりで魔法のように手早く、野菜たっぷりの栄養のある食事をパパッと用意できる人です。どうしてそんなに手早く、しかも見た目も美しく、おいしいものを作れるのかと思っていたのですが、この本をちょっと試しに先取り仕事をしてみたら、なんと私にもできちゃいました。いまはまだ食事づくりのアイデアのところしか試していませんが、これから家の片付けのアイデアや衣類の整理のアイデアの章も取り入れてみたいと思います。<BR>著者が介護や子育てで忙しいときも、買出しや家事で忙殺されずに、趣味の染色や機織の時間を確保して、夕飯のおかずはコトコトおいしく煮込んだものがおなかをすかせた子どもを待たせることなく、きょうあったことをおしゃべりしながら食べさせることが出来たというのはぜひ見習いたいと思いました。<BR>書店で、この本を手に取り、読み始めるとすぐ出てきたワッフルの朝食の話に惹かれて購入しました。普通の主婦とは思えない奇跡本です。本当の意味でスローライフを超えた、主婦の素敵なマジックライフに、家事嫌いの私もいまやる気満々です。
いかに楽に楽しく家事をこなすかという視点で書かれている。本書で解説されているひとつひとつの料理の中に、そして家事の中にそういった思いが実現されている。<P>そして、ぼくは感じるのだ。これ経営に通じる。あるいはマネジメントに通じると。考えてみれば当たり前で、マネジメントの基本はタイムマネジメント。これはすべての生活に共通するものだ。<P>たとえば、タイマーの使い方は画期的だと思う。タイマーは、何かをしなければいけないときに忘れないようにする道具だと思っていた。<P>著者は、やめるための合図に使うのだ。ベルが鳴るまで家事に集中する。ベルがなったら延長することになしに切り上げ、自分のすきなことをするのだという。<BR>すばらしい。