”成功”について書かれた本は世の中ご五万とあるが、<P> 「成功したかどうか?」<P> は、本書を読むと、どうでもいいとまではいわないが、あまり関係ないように<BR> 思えてくる。<P> 成功というよりは、むしろ、自分が「志」をもって満足いく人生を送れたかどうか?<P> 明日、死ぬかもしれないという現実にどれだけ真剣に向き合えるかどうかで、<BR> <BR> ”今日”<P> という1日をどれだけ大切にしなければならないかを改めて自分自身に問わ<BR> れた一冊でした。<P> 成功本に少し飽き飽きしていた人にお勧めしたい一冊です。
ちまたに氾濫する「成功」という言葉。多くの人が、それを、競争に打ち勝つことと考えています。「勝ち残り」「勝ち組」「サバイバル」といった文字が新聞・雑誌に踊っています。<P>そんな考え方に著者は疑問を投げかけます。<P>勝者がいる以上必ず敗者が存在します。しかも、競争に勝ち続けることができる人はほんの一握りなのです。<P>いつ終わるのか分からない人生において、一日一日成長しながら「生き切る」こと。そのような生き方をして初めて、自分の人生を「成功」だったと振り返ることができるのではないでしょうか。<P>田坂氏の書を初めて読まれる方には新鮮な内容であり、是非お読み頂きたい書だと思います。<P>ただ、その内容は、3月にくもん出版から発刊された『未来を拓く君たちへ』とほぼ同じです。『永劫回帰』の思想や、イチローのエピソードなども、同じ引用です。<P>せっかくの素晴らしい内容なのですから、もう少し一冊一冊を丁寧に作って頂きたいと思いました。
私は「成功」って言葉に何となく違和感を感じてました。<BR>一番大切なのは日々の成長じゃないのかな?って思ってました。<BR>今回の田坂氏の著書は自分の考えを裏付けてくれる一冊でした。<BR>相変わらず詩的な文章です。<P>勝者がいれば敗者がいる。<BR>勝者になれば、敗者への脅威が生まれる。<P>目標達成に向けての思想は自分自身を見つめる事だ。<BR> <BR>困難が成長へと導いてくれる。<P>日々生き切ることが成長だ。<P>気持ちの良い一冊です。