クラシック好きなので、様々なジャンルのCDを持っています。高嶋さんの大ファンですが、この本は別に買うつもりはありませんでした。たまたま本屋で中を見て、小難しいことは何にも書いて無いし「ちさ子節」も健在だったので買ってみました。紹介されているCDを意識して改めて聴いてみるとなかなか面白いんです。また、普通の人は知らないであろう作曲家のエピソードなども書かれているので楽しく読めます。凄くクラシック通の人にはお勧めしませんが、高嶋さんが好きで、クラシックに興味あり、と言う人にはお勧めです。今持っていないCDも聴きたくなるかもですし、紹介CDの写真が載っているので買うのにも便利だと思います。
~正直申し上げて、誰がこのような金額を払ってまで、クラシックおすすめ名盤ベスト50のリスト手に入れようとするであろうか?高嶋ちさ子が書いたから買うのであって、五嶋みどりが著者であったなら、たとえ書店の棚に平積みになっていたとしても、その前を通り過ぎるのではないか?少なくとも私ならそうだ。<BR>さて、高嶋氏が書いた本書であるが、正直言って玉石混淆。~~1曲あたり3ページで終わるかと思えば5ページのものもあるし、一般に子供はあまり緊張しないとか(誰に聞いた?)、挙句徳永先生って誰?やっぱ最初から読まないといけないんだろうか?<BR>だからあえて言う。高嶋氏は書くよりもしゃべる方が良いと。この内容であれば、トークCD2枚組みで合計148分間、1曲あたり3分で吹き込みしてくれた方がずっと伝~~わる。売れるかどうか保証できないが。<BR>本書はトリビア本としても、高嶋氏のエッセイとしても中途半端だ。そのわりにはコラム3本載せたり。余裕あるやん?<BR>もはや巻末の推薦CDだけが本書の価値を担保する。それでもあえて言うが、iTunes Music Storeでも探しやすいように作曲者や演奏者の名前、曲目はアルファベットを併記してほしい。~