子どもが育つ魔法の言葉 for the Heart PHP文庫
(
ドロシー・ロー・ノルト
石井 千春
武者小路 実昭
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<BR> 詩「子は親の鏡」を、学校の先生が保護者会で配るという光景が、最近あちこちで見られるようです。<BR> この詩の意味を、皆がそのまま素直に受けとめられれば特に問題はないのでしょうが、学級崩壊などの問題を、親の子育てに責任転嫁するために使う教師もなかにはいます。<P> 子どもの問題は、全て家庭の問題であり親の責任である(だから学校は、教師は悪くない)という言い訳に使われるわけです。<BR> <BR> 日本は、子どもの問題を全て家庭、特に母親の育児の問題として糾弾しがちです。この本の内容は、アメリカの親達には良いアドバイスになるのでしょうが、日本社会では母親を責める材料にも利用され易いものと思います。<BR> <BR> 続編として For Mother and Farther さらに Famiryがありますが、For Teacherも必要ではないかと思います。<BR> 「生徒は教師の鏡」です。
前著の「子どもが育つ魔法の言葉」も読んでとても良いと思ったのですが殆ど同じタイトルのこの本、中身も変わらないのではと家事と育児に忙しい私は主人が買ってきたこの本を長い間開く事もありませんでした。でもある日魔の2歳児の娘の世話に疲れやっと寝かしつけた後に1人この本を読みどれほど心が落ち着いたでしょう。「親も普通の人間です」「わかりやすい言葉で話す」わかっていたつもりの事を短い言葉でわかりやすく書かれているのでとても心に響きます。きっとまた疲れた時に手に取りたい一冊だと思います。
~おいしいスープを味わいながら飲むように、スルスルッとカラダの中に入りました。<BR>シンプルな言葉だけで、これほどの感謝・感激・感動の気持になれたのは初めての事です。<BR>子育てについて書かれていますが、子供の部分を会社の部下や後輩、友人などに置き換えても全てが不思議に当てはまる・・・そんな社会人必携の一冊です。(挿し絵もほのぼのとして心が~~豊かになれます)~
子どもが育つ魔法の言葉 for the Heart PHP文庫
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 | 本書は、日本だけでも100万部を売った前作『子どもが育つ魔法の言葉』の続編である。前作は、友人であり教育仲間でもあるレイチェル・ハリスとの共著だったが、今回はノルト博士1人によるもの。40年以上もの間、家族関係、家庭教育、子育てのコンサルタントとして活動してきた著者は、3人の子どもを育て、今では5人のひ孫を持つ名実ともにグレート・グランマである。多数の親子との出会いに加えて、実体験が数々の名言を生んできたのだ。 <p> 子育てにおけるツボを書いた本文を柱に、韻文的な名言がちりばめられ、随所に親たちが心にしておくべき大切なメッセージが込められている。前作と重なる部分もあるが、金言の普遍的な価値に変わりはない。 <p> 「子は親の鏡」「子どもはみんな、違うんだ」「親だって普通の人間です」「あるがままのその子を受けいれ、慈しみ、褒める。それが子どもを愛すること」など、ともすれば、当たり前すぎるほどの言葉が並んでいる。しかし、ノルト博士の説得力のある文章は、普通のことをよりストレートに表現し、多くの人にその価値を再認識させる力を持っている。まさに「マジック・ワード」といわれるゆえんであろう。 <p> 「褒めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ。愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ。認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる」ノルト博士のしごくまっとうな言葉を読んでいると、子育ての真髄は、親子関係を超えて人とのかかわり方の基本にたち帰ることなのだと感じた。(齋藤聡海) |
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