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| 本棚探偵の冒険
(
喜国 雅彦
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古本マニアとまではいかなくても、時々古書店に寄るのが楽しみな人、古書の目録買いやネット注文を時にするという程度の人(私がそうです)なら面白く読めると思います。<BR>電車の中で読んでいて、しばしば笑いをこらえるのに苦労しました。<BR>単行本の発売を知らず、買えなかったのが残念ですが、この文庫版には文藝春秋に載った鼎談なども収録されており、これはこれでよし。 凝りに凝った装丁のせいで、高額だった単行本と<BR>違い、気楽に内容だけを楽しむなら文庫本でも<BR>いいと思います。<P>本好きの貴方!そう、貴方の事です!貴方ならニヤリとする<BR>エピソードが満載です。 キクニさんのマンガは昔読んだ事がありましたが、そのキクニさんが古本収集にはまっているとは知りませんでした。<BR>ディープなマニアの世界ですが、オタクっぽくなく、古本をめぐる人々の様子を書いたエッセイとして楽しめます。<BR>また本好きの方にも本箱の作り方、豆本の作り方なども書かれていて、楽しめます。<BR>とにかく、久々にお薦めの1冊です。
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