たいせつなこと みんなこんな本を読んできた たいせつなこと
 
 
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たいせつなこと ( マーガレット・ワイズ ブラウン Margaret Wise Brown Leonard Weisgard うちだ ややこ レナード ワイスガード )

ただしみじみと 読んでみてください<P>何も考えずに<P>ラストが あなたのココロを 包んでくれるでしょう

キャラクターも動物も出てこない絵本です。<BR>でも、いろんな大切な事を教えてくれます。<BR>この、不思議なシック(渋い?)絵にひかれて読んだのですが、最初は詩のように、例えば、「グラスに とって たいせつなのは むこうがわが すけてみえること」で始まっていく、少し観点が違うけど、スプーンんや林檎や雪の当たり前の大切な事を、リズムよく進んでいって、途中でラストは分かってしまったんですが、それでも、そこまでのたいせつなことが溜まって最後、とどめとして、胸に響きます。<P>幼稚園とか、低学年の子はどうなんだろう?とは思うけど、私には疲れた心にじーんときました。<BR>大人の方にも読んで欲しい本だと思います

絵本カーニバルで内田也哉子さんのトークショーを聞き、紹介されていたこの本を読んで、すぐに購入しました。ひとつひとつ…心に響く言葉、最後にくる〝大切なこと〟が途中でわかってしまったけれど、忘れかけていた気持ちを思い出させてくれました。人にプレゼントしたい1冊でもあります。

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たいせつなこと&nbsp;&nbsp;&nbsp;窓際に赤いりんごと赤いチョウ、巻き上げられたカーテンの向こうに赤いトンガリ屋根が見える、のどかな風景の表紙。素朴な描写なのに、誰の心にも眠っていた場面を呼び覚ます絵。開くと、扉には小さく本が描かれている。右ページに1匹の黒い虫、左ページには小さな文字で、「コオロギは くろい/トンと とんで/ピョンと はねて/チリリリ ないて…」。こんな詩のような言葉が、そっと置かれている。次のページは、コップなどの卓上静物と、開かれた本。こんどは「グラスに とって/たいせつなのは/むこうがわが/すけてみえること」。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;空、風、雪、雨、花、虫、毎日使っているスプーンや靴、そんな当たり前すぎてつい見過ごしている、自然やモノと人とのかかわりを、即物的な目で丹念に捉えなおす。さらにこの絵本には、その先がある。そのモノがそのモノであるために大切なことは何かを、ずばっと言い当て、なるほどと納得させる。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;1949年の初版以来、アメリカでは多くの人に読み継がれてきたロングセラーの名作が、今まで日本に紹介されなかったのが不思議なほど。おばあさんの代から受け継がれてきた、はげているがツヤの出た、なつかしい木の家具のように、時間に磨かれた1冊。心と頭の常備薬として、さりげなく本棚にしのばせておきたい、大切な古典の1冊だ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;これが初めての翻訳だという、この絵本の紹介者であり訳者の、初々しい、響きのよい日本語がすてき。胸にストンと落ちてくる。(中村えつこ)
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