他のスポーツに比べて、日本ではバスケットのおもしろさを伝える活動が遅れていた。やっとジャパンオリジナルに向けて、底辺の拡大をはかる活動が本格化したのだ。日本バスケットボール協会エンデバー委員会が編集した(この本を含む)3冊には、これまでのバスケットボール指導で必要とされかつ有効である練習方法が、かなり詳しく丁寧に記載されている。今までの指導書と違い、ジャパンオリジナルに向けての熱き想いが、ひとつひとつのドリルについての要点や改善策の説明からも、あふれ出ているように感じる。10年後、20年後、この本のおかげで、NBAの日本人プレーヤーが何人も出てくる可能性を信じたい。週末の公園には、バスケットを楽しむ子どもたちでいっぱいの未来を。
今まで見たバスケットボールの本の中で最高だと思います。<P>この本はバスケットボールという競技の特性から考えてどのような方向性を与えるかという総論部分における考察と、その総論部分にリンクする形で各論でドリルを紹介する形になってます。<P>そのため各論で紹介されている各ドリルが一冊の本の中でどのような意味合いを持つのかはっきりとわかるようになっています。<BR>また各ドリル自体にも指導のポイントやテクニックの注意点などがピンポイントで書かれているので非常に参考になります。<P>言い換えるなら、全体の中でのドリルの位置付けおよびドリル自体の目的・ポイントが明確になっていて非常に参考になります。ドリルの数も豊富です。<P>ただドリル自体は目新しいものはありません。<P>バスケットボールを指導する人はもちろん現役の選手にも役立つ本だと思います。<P>この本は意識的に細部の説明を避けて、実際にプレーしてみると気づける部分を残しているように個人的に感じます。<BR>この本を読み、その趣旨を理解して実際に練習して自分で発見することにより上達が可能になる本だと思います。<P>非常に感銘を受けました。
この本は日本バスケットボール協会のエンデバー委員会(プレイヤーの発掘・育成に当たる強化本部)が出した本です。別に指導教本が出版されていますが、この本はバスケットボール協会が求めるジャパンオリジナルのバスケットボールの基礎となる技術を獲得するための練習方法について書かれています。現在、この本を用いて各地でエンデバーの練習会が行われており、選手の育成に使用されています。<BR> あたりまえと思われる技術を丁寧に解説されていますので、その中から学ぶべき点も多くあると思います。是非この本で学んだことをエンデバーの練習会等の見学により深い理解につなげてみたいと思わせる内容です。<P> この本の他に「エンデバーのためのバスケットボールドリル2」や「エンデバーのためのバスケットボールビデオ」があります。興味のある方はそちらもご覧になられた方がいいでしょう。