暗示文が抽象的でアバウトな理由は、少しでも現代催眠について学んだ人なら周知のことだろうから詳しくはかかないけれど(クリアカットな暗示文が好みなら、いまだに古典催眠にしがみつく日本の催眠本がむしろお勧め)。<BR>さて効果のほどだが、自分を含めて自分の周囲では、効果は上がってる。他の催眠スクリプト集(HammondのBig Red BookことHandbook of Hypnotic Suggestions and Metaphorなど)をお持ちなら、そこから好きなスクリプトを引っ張ってきて、使うこともできる。応用自由自在である。<BR>今までのように、暗示文をテープに吹き込んだり、手で写した紙を手に持ったままトランスに入ったりといった、しちめんどくさい部分を「暗示文を音読する」だけでokとしたのは快挙(というかコロンブスの卵)。というか、ここを評価しないと、レビューにならない。
紹介されている技法はメチャクチャ簡単ですが、<BR>(私の場合)かなりの効果がありました。<P>暗示文も、「禁煙する」「あがり症を治す」など35も載っていて<BR>非常に実践的な本だと言えます。<BR>自分の目的に合わせた暗示文の作り方が書いてある点も良い。<P>催眠に対する説明は分かり易いのですが、それほど詳しくないので、<BR>「自己催眠を手っ取り早く実践したい人」向け
かなり期待が高かっただけに、内容の薄さに正直ガッカリです。<BR>それぞれ自分にあった暗示文を選んで使えるのはいいと思いますが<BR>その暗示文自体が、かなり抽象的でアバウトで、なかなか<BR>イメージに入っていきません。<BR>イメージを彷彿させるような文章に新たに自分で作り直す必要が<BR>あると思います。そのままの使用では効果は薄いのでは・・。<BR>ということで、今回、辛口評価をつけさせていただきます。