英語学の卒業論文を英語で執筆した際に、大変お世話になった本です。とにかく例文が多く、英語で表現するのにつまづいたときに、雛形として使えます。<P>例文として英語学と英文学の論文からの引用や、その分野においての専門用語も多く掲載されているので、この分野の論文執筆には最適かと思われます。<P>句読点の打ち方、参考文献や資料の扱い方など、日本人にはわかりづらい点も詳しく説明されており、高度な英語論文執筆を目指しておられる方にお勧めです。<P>ちなみに卒業論文の評価は、おそらくこの本のおかげで、「(内容はさておき)英文が立派」という評価をもらいました。
この『英語論文表現事典』は例文が豊富なのが特徴です。他の論文事典では、使いたい英語表現は見つかっても文章にどう組みこめば自然な表現になるのかまでは書かれていませんが、この事典は例文が参考になるので、使いたい表現を英語らしい流れの中で的確に使うことができます。卒論を英語で書く学生だけでなく、大学院生や研究者にもふさわしい高度な事典と言えそうです。論文で使う表現はもちろん、句読点の使い方に始まって、電子会議室(フォーラム)で使われる表現まで網羅してあります。 私も英語で修士論文を書くときにこの事典を使いました。一見とっつきにくい地味なタイトルの本ですが、実際に使ってみるととても役に立つことがわかりました。修士論文以上の本格的な研究論文を書くときにも!!活躍しそうです。