南九州に行ってみたい気持ちが高まります。はなさんのわくわくな感じがとてもよく伝わる本で、旅の醍醐味が満載です。わたしは南九州に行く前にこの本を読んだのですが、予定どおりにすすまないことを楽しみ、まねをして撮影をし、同じものをたべました。すっかり跡をおってしまいましたが、ツアーやパックでなく、自分でプランを立てる参考にもなり、南九州だけでなく、きっと人を旅にださせる本で、であった本な感じもばっちしで、言うことなしです。
モデルのはなさんと写真家の平間至さんによる2泊3日の南九州紀行。<BR>台風18号 SONGDAが九州地方に上陸した人のことですから、おそらくは、長崎に上陸した9月7日のコトだと思います。<BR>きっと最悪の撮影日和だったでしょう。<BR>しかし、この本なんともまあ「ほんわり」としているのです。<BR>「はなちゃん」のキャラクターと平間さんの感性によるものでしょうか。<BR>ちなみに平間さんは、安部なつみの写真集等の傍ら「アイ・ラブ・ミーちゃん」というネコのかわいらしい写真集を出している方。なるほどと肯けます。<BR>さてこの本、レトロモダンな新幹線「つばめ」や桜島を借景にした島津の御殿「仙巌園」、政治家先生もお泊まりになることで有名な「わすれの里雅叙園」、天孫降臨伝説ゆかりの「霧島神宮」、古代漆色の列車「いさぶろう号」、明治36年開業以来100年の時を経た木造舎「嘉例川駅」などが紹介してあり、飛行機で鹿児島空港に降り立った方にはお勧めのガイドブックにもなっています。<BR>鹿児島在住の自分としては、「あ~ここだよ」という感じで手に取ってしまいました。<BR>ただ、当日は、相当の悪天候。<BR>できたら、はなさんや平間さんにも晴れた日の鹿児島の風景を見て欲しいなぁと思いました。