概略「歴史とは過去の事実を知ることだと考えられがちだが、必ずしもそうではない」の後には、こう続いています。<BR>「歴史を学ぶのは、過去におこったことの中で、過去の人がどう考え、どう悩み、問題をどう乗り越えてきたのか、つまり過去の人はどんな風に生きていたのかを学ぶことだ、といったほうがよい」と。<BR>事実を知るだけでなく、如何に至り、如何に展開していったのか、それを踏まえる必要があることを述べています。<BR>某レビューにおいては、部分のみを殊更強調し凝視してしまうことで、本質からは離れていってしまうという良例を、身をもって示してくれたものと理解します。ご苦労様。<P>こんな注目の教科書で学ぶ若者が羨ましく、これを採択する者の「歴史学」への意識を強く応援いたします。
私が学んだ頃に比べてずいぶん活字が減って、絵が多くなっているなと思った。また暗記を強いられた年表も節目だけに減っていた。さらに明治以降が全体の1/3を占めているのにも驚いた。<BR>内容としては世間で言われているほど偏向しているとは思えない。<BR>例えば東京裁判についても、「国際法上の正当性を疑う見解や、逆に世界平和に向けた国際法の新しい発展を示したとして肯定する意見があって、今日でもその評価は定まっていない」とし、両論併記となっている。<BR>結局、教科書としては中立に近いが、教える教師の考え方によってどうにでもなるだろうなと感じた。
相変わらずの反日メディアは報道しないが、今回の採択でもこの教科書に対する強迫まがいの妨害活動は盛んである。一方で教育委員会と教科書出版社間にある癒着も表面化しつつある。良識をもった個々の教育委員会の毅然たる姿勢が現れてはきたものの、まだまだ批判勢力の組織力は強大である。<BR>では何故この教科書を批判するのか?その批判勢力は日本が立派な国であったら困る人達なのである。何故困るのか?それは<P>「戦争論」(小林よしのり 著)<P>を読めばヒントを見出すだろう。同書も「戦争賛美」だとかの誹謗中傷が多いが、共に読めば戦争の賛美などをしていないことは明白だ。<BR>それでは諸外国の歴史教科書は日本をどう教えているのか?<P>「世界に生きる日本の心」(名越二荒之助 著)<P>が参考になる。<BR>また、批判勢力は決まって先の大戦で日本が一方的に悪かったような論調を展開するが、我らの先祖はそんな浅薄ではない。その真実を知るには<P>「日本青年に贈る大東亜戦争の大義」(矢崎好夫 著)<P>をお勧めする。<BR>米国にとっての予定通りに日本は敗戦したのだが、一方的に日本=悪といった意識を日本国民に植え付けるべく演出されたのが、裁判の名に値しない「東京裁判」、7年にも及ぶ「占領政策」、そして馬鹿な政治家が平和憲法と言って拝んでいる米国製「日本国憲法」である。夫々を知るには<P>「東京裁判の正体」(菅原 裕 著)<BR>「パール判事の日本無罪論」(田中正明 著)<P>「閉ざされた言語空間―占領軍の検閲と戦後日本―」(江藤 淳 著)<P>「日本国憲法失効論」(菅原 裕 著)<P>に詳しい。<BR>さらに言えば、日本を壊そうという勢力の勃興は最近始まったわけではない。現在の社会秩序の崩壊はそれが表面化してきた証明でもある。<P>「国連の正体と日本再建の指針」(矢崎好夫 著)<BR>「新・国民の油断」(西尾幹二・八木秀次 著)<P>を読めば、とんでもない“日本崩壊プログラム”が進行中である事実を知るだろう。