山での道迷いを避けるためには「現在地の確認」と「ルートの維持」が極めて大切だが、そのためのかなり有効な道具がＧＰＳである。ところがハンディＧＰＳはカーナビと違って機能が限定されている。ＧＰＳを実際に山でどう使うのか、気を付ける点は何か、そのあたりをわかりやすく解説している。<P>　地形の読み方などの部分は前作の「道迷い遭難を防ぐ最新読図術」と重なる部分があるし、ＧＰＳの操作などについては「カシミール３Ｄ　ＧＰＳ応用編」と重なる部分があるが、収穫は付録のＧＰＳ定規であった。私は今までカシミールの地図に緯線経線を細かく入れて使っていたのだが、これからはこの定規も山に連れて行くことにする。