初めての京都ポタに使い重宝しました。そのまま走っても良いのですが、足と時間に合わせてアレンジして使うと良いようです。<P>私の場合、初日は「みやびコース」を時間がなく、大徳寺以降をカットして渡月橋まで走りました。2日目は「大原の里コース」を寂光院まで足をのばし、そのかわり江文峠はきつそぷなのでもときた道を引き返すといったようにアレンジしました。その他「鴨川コース」も早朝は知りましたが、気持ちの良いコースです。<P>細かい道は分かりにくいので別に市内の道路地図を持った方がよいようです。
この『京都自転車散歩』は「自転車のプロ」が書いたサイクリング本。道のアップダウン、所要時間からレンタサイクル店の場所・連絡先までしっかり記してあり、役立つ一冊だ。掲載されている23のコースにはそれぞれテーマがあり、「魔界めぐり」「名水と酒造めぐり」「京の町屋めぐり」など、内容盛りだくさんである。<P> 僕のオススメは「はんなりコース」で、京都最古・三大大社の一つである上賀茂神社を中心に、昔の情緒が残る神前町を楽しむコースだ。「はんなり」とは京言葉で「柔らかい」という意味。「恋ももみじも嵐山」も良いが、町内を流れる明神川沿いを走り、京のひっそりとした柔らかさを感じる旅もいいだろう。<P> このコースを行けば知る人ぞ知る数々の名所を巡れるが、「西村家別邸」は必ず寄って欲しい。ここは、「桂離宮」の解体修理を手がけた小川左吉が木の節目・肌色にまでこだわり修復したことで知られている。歴史や建築に興味のない方でも、小さな庭の美しさを守るために立てられた社家(神官の家)に目を見張ること間違いなし。親しい友人や恋人と一緒にいかが?
京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP)を主催・経営する著者の案内で、ツアーを申し込まなくても自分で京都を見て回れるのがこの本。<BR>自転車ならではの細かい道を案内してくれているので、他人が知らない京都を発見できそうです。<P>KCTPのツアーはガイドさんの楽しい話が聞けるのも楽しみのひとつなので、この本をもとにしてツアーコースを選ぶのもいいかも。