守り人シリーズが好きで手に取った本でした。<BR>日本の美しさ・登場人物を綺麗に表現されていて印象的でした。<BR>読み終わりは本当に幸せでこちらが切なくなるような本です。固定的な地名、時代がないためファンタジーなのにすんなりと物語に入っていけます。
まるで映画を観ているかのように,場面場面が綺麗に浮かんでくる。<BR>著者の上橋さんも書いていたように,これは「なつかしい場所」の物語。<BR>日本に生まれ,日本で育った私たちの中にある,遠い昔の日本の姿を味わえる事にまず,感謝。<P>物語は領地争いが発端で長く「怨み」という感情に囚われ,巻き込まれてしまった人々と霊孤たちによって展開されます。呪術などの飛び交うファンタジー小説。しかし,大胆な表現や時代感を損なわない言い回し,複雑に絡んだ人間関係がファンタジーと言い切らせない現実味を与えている為,子供も大人も楽しめます。もしかしたら,大人の方が楽しめるかも。<P>人物の心情の表現が上手で感情移入がし易い!<BR>陰の薄いキャラもいますが,確かに本の中に彼らの鼓動を感じます。<BR>本棚にずっと置いておきたい本です。<P>受け入れられない事を受け入れて前に進む。<BR>たとえ痛みを伴っても,それがより良い未来に繋がるのなら。<BR>そんなことを考えさせてくれた,とても綺麗な物語です。
とにかく良かったです。<BR>命の大切さとか、他人を思いやり、信じることの大切さを感じました。<BR>それにとても物語の中に入り込めましたし、舞台が日本でそれぞれの風景が思い描きやすかったです。