14歳となり今や国家保安庁の補佐官を務める魔術師の少年ナサニエルは魔神<BR>・バーティミアスと共にロンドンで起きた謎の襲撃事件の捜査に乗り出す。<P>シリーズ第2弾の本作では前作「サマルカンドの秘宝」ではあまり触れなかった魔術師以外の人々”一般人”にもスポットを当て物語に奥行きが出てきた。<BR>「サマルカンドの秘宝」で謎の少女としてナサニエル達の前に現れたキティの存在を深く掘り下げ、魔法に対する免疫を持ち魔術師達に抵抗活動を続ける一般人の集団・レジスタンス団を登場させることで国を魔術師が牛耳り一般人はさげすまされた社会の理不尽な構図が浮き彫りになってきた。<P>この物語の魅力は個性豊かなキャラクターによるところが大きい。<BR>主人公ナサニエルは野心家で自身過剰な生意気で小憎らしい少年だ。また彼に再び召喚されてしまった魔神・バーティミアスもかなりのひねくれ者。はっきり言って2人ともかわいくないのだが、この2人の掛け合いが妙で実に楽しい。主人であるナサニエルと奴隷同然の扱いを受ける立場の魔神バーティミアスだが口ではバーティミアスが勝っている、さすが5千年生きているだけある。今回ははっきりといくつかの謎を残して終っている最終巻の次回作どのように物語をまとめるのか、第3弾のも期待している。
前回よりもさらに口達者になった妖霊バーティミアスと、前回よりもさらにいい性格になってしまった魔術師ナサニエルとの新たな物語です。<BR>しかし今回は1巻で登場してナサニエルの占い盤をうばっていったあの謎の少女が、次は彼の準主人公の座まで奪ってしまう勢いで活躍してくれていますよvv
面白かったです!何気なく買った1巻がとても面白くて、書店で2巻が発売されているのを見るとつい買ってしまいました。<BR>この本のどこがそんなにいいか、それは、キャラたちがとても個性てきで、本の中に必ず誰かは好きになれる人(もしくは妖霊)がいるというところでした。<BR>特に妖霊の存在がスト-リ-を悩ませ、楽しませてくれます。主な内容は妖霊のバ-ティミアスと主人公のナサニエルが力を合わせて苦難に立ち向かうというスト-リ-です。<BR>今、10歳の弟もそして私の母も熱心に読んでいます。だから、幅広い年齢層の人にも楽しめる貴重な1冊だと思います。<BR>読む人はぜひ1巻から頑張って読んでみてください。<BR>なお、この作品は3部作です。