子ども向きの本ですが、相手が子どもだろうと養老さんは容赦しません。いつもと同じ養老節炸裂です。<BR>きっとこれを読んだ子どもは、ちんぷんかんぷんだと思います。でも、何か惹かれるものがあるのは感じるはず。<BR>大人になるまでの節目に、あるいは何か壁にぶち当たったときに、この本を何度も読むといいと思います。必ずヒントをもらえる。<BR>大人になるって20歳になったってことじゃないからね。
面白かった。<BR>作者は子どもに脳のしくみをわかりやすく科学的に解説しながら脳から人生について幅広い質問に答えている。<P>脳には決まり切った状況にいるのが一番よくない。<BR>頭でばかり理解せずからだを動かして肌で感じることが一番大切と繰り返す。<P>「脳のことを考えて何がわかるんですか?」と聞かれ<BR>作者は目標がはっきり固定されないときにものごとに意味がないんじゃないか<BR>という考え方だと指摘。どうせ汚れるんだからそうじしないという子と同じと怒る。<BR>人生とか学問はプロセスでわかろうと思ってやっているとしか言いようがない。<BR>など大人にとっても説得力のあるコメントが多かった。<BR>何度も読みたいと思った。
現代の子どもたちって感じの悩みごと、質問に養老先生が回答しているものをまとめた1冊。我々からしてみると、何でそんなことに悩むのだろう???と考えてしまうものもありますが、10代の子どもとかかわっているひとは手にとってみても悪くないと思います。内容的にそこまで重たい本でもないので。