ジャズ・オタク、レコード・コレクターの生態を愛情を持って描き出した傑作マンガ(ジャズ・オタク以外に面白いかどうか不明)。ここでは数本新作がオマケに入っているのが嬉しいです。この「数本のオマケ」という微妙なところを「ボートラ付きCD」を購入するファン心理と絡めて描いた新作にはかなりに笑いました。出来ればもっと新作が読みたいなぁ!
<BR> 「ジャズ批評」に連載されていたジャズマンガです。<BR> ジャズ初心者にお勧めの最高の本です。<BR> ジャズマンガはこれしかないです。<BR> これ以外は読む価値がないという意味ではなく、存在しないということです。<BR> そういうニッチな分野でのこのマニアック度は凄い。<BR> しかもこれは復刻版で<P> 新たな書き下ろしマンガ2本にエッセイ21世紀バージョン、名盤セレクト30枚<BR> などこんなにボーナスが追加されている。<BR> そして構成は、マンガ+レコードピックアップ紹介+エッセイ。<BR> ジャズビギナーはまずこの本を買うべきです。(まじです)<BR> そしてここで紹介されている名盤を聞いて、自分の感性にあう切り口を探し、<P> それから深堀していけばいいと思う。<BR> かといってここに紹介されているレコードorCDは合計100枚あるので<BR> これだけでもかなり深く入れる。<BR> ジャズに少しでも興味のある人は絶対購入です。<BR> ちなみに私は、著者のサイン入り本を手に入れました。(うれしい!!)
レアものレコードを求めてショップをかけめぐり、コンサートへ出かければ、ライブアルバム化されることを見越して大声を張り上げ、自分は決してアニメファンや鉄道模型ファンのようなオタクとは違うんだと言い張る、そんなジャズ・マニアの心情、コレクター気質をよく伝えるエピソードが満載された本書は、「ジャズ批評」に連載されたマンガの集成版。各回それぞれに登場したアルバムについての解説が付されているのだが、なかには、わざわざ紹介しておきながらボロクソにこき下ろしているものもあるのがおかしい(ま、それもジャズを愛するがゆえのことだ)。各エピソードにまつわるエッセイも、単行本初版刊行時のものに加え、さらに時を隔てた現在の時点から振り返ったボーナストラック付き。ジャズマニアでなくても、レコードや書籍など、何かしら蒐集にのめりこんだ経験のある者にとってはどれも楽しめる愉快な話ばかりだ。