「中学英語で言いたいことが24時間話せる」と比較した場合の本書の特色について書きたいと思います。<P>「中学英語で…」と比較して、本書の方が優れていると感じたのは、次の3点です。<P>○レイアウトが見やすい。見開き2ページ完結で、左に日本語、右に英文、下に注釈という形になるよう工夫されている。<BR>○CDのクオリティが高い。男女の吹き込み者が交替で、明瞭かつ感情豊かに読み上げている。<BR>○各単元の例文数が7つずつで統一されている。<P>他方、どちらが優れているとも言えない、使う人のニーズによると感じたのは次の3点です。<P>○CDの録音内容が「中学英語で…」では英語のみだが、本書では「日→英」の順番で日本語と英語の双方が入っている。<BR>○文法事項の解説は巻末にまとめて掲載されている。<BR>○例文の収録数は「中学英語で…」の約半分。「中学英語で…」では上巻・下巻それぞれ約800文収録されているが、本書は1・2巻合計で125×7=875文。<P>なお、本書はサイズがやや大きく(A5版)、持ち運びには若干不便です。この点では「中学英語で…」の方が優れていると感じました。<P>結論としては、既に著者の他の本で勉強している人が途中でわざわざ本書に乗り換える必要はありませんが、これから著者の勧める方法で勉強してみたいという人や、著者の他の本をすっかりマスターしてしまい、新しい本にも取り組んでみたいという人は、本書を使ってみるのもよいでしょう。
市橋敬三氏の書籍には、「話すための英文法」「中学英語で言いたいことが24時間話せる」などがありますが、基本的にそれらと同じもので、英語の例文を音読するというメソッドです。<P>異なっているのは構成で、一ページを開くと、左手に日本語例文、左手に英語例文で構成されており、非常に練習しやすくなっています。<BR>また、賛否ありそうですが、例文については厳選されて、これまでより数が絞られている感じです。<P>私は「中学英語で~」をやっていたのですが、構成がまともになっているのを見て衝動買いをしてしましました。
抵抗なく勉強できて自然に覚えられそうです。今度市橋さんの学校も見学してみようと思います。