プロでも勝率50%そこそこという為替取引きの世界で、驚異の連勝率、ということでこのタイトルになったのでしょう。 中身は、ランチェスター戦略に則った投資戦略ということにはなっていますが、早い話が通貨および期間の分散投資です。<P>巻末に、著者の戦績が記載されていますが、ご丁寧に2005年1月からとなっています。 実際にドル円の取引をされている方ならこれがどういう意味を持っているか、お分かりいただけると思います。<P>既にある程度の取引経験はあるが、次のステップでちょっと大きめにやってみようと言う方になら、参考になる部分もあると思います。 そのような人は、きっとこの一冊だけではなくて、他の本にもあたることでしょうから。<P>ちなみに著者も、100時間は下調べに使えと書いていますし。
FX関連の本が最近は多いなぁと思って、書店を覗いていましたがどれも「簡単なFXの紹介&自社宣伝の本」という枠を出ていなかったように思います。<BR>この新井さんの本では、取引で具体的に勝つ為の戦術的なものをレクチャーしてくれています。簡単に言えば資金を20分割し長期・中期・短期で運用するというものです。そして部分での勝敗よりも全体での勝敗に着目し、基準は有効証拠金比率である。という内容です。他にも為替相場に影響を与えるイベントの整理であったり、目からウロコが落ちました。<BR>読者として対象にしているのが中級者~となってます。~初級者のレベルの人が読んでも「理解できません」となるとは思いますが、トライしてみてはいががでしょうか?
タイトルから勘違いしてしまう方がいるかもしれませんが、外貨の知識がゼロの人がブームに乗って「外貨運用で簡単に儲けよう」と思って手にするような内容の本ではありません。すでに外貨投資がなんたるか、の勉強をある程度している人に「勝率の高い運用をする方法」を非常に分かりやすく手ほどきしてくれる本だと思います。<P>筆者も「100時間くらい準備してみませんか?」と先ずは「外為の基礎を勉強する」ことを薦めています。(そのために親切にも無料でFX情報を入手出来るサイトまで教えてくれています)投資を始めるなら「まずは自分で知識をつけてから始める」この当たり前の大前提の上で本書を読むと「なるほど、継続的に勝つためにはこんな戦略(それが本書の指すランチェスター戦略)があるんだな」ということが理解できます。(図解入りで非常に分かりやすいです。とはいっても外為初心者の私は理解するのに何度か読み返しましたが…)<P>資金を分散して短期・中期・長期で運用をしていくかなり本格的な手法ですので、ブームに乗って短期で稼ごうと思っている方向けではないかもしれませんね。この本には「これを読めば絶対スグ儲かる」なんてドコにも書いていませんから。すでに外貨取引を始めていて「どうやったら運用できるのか」ということをしっかり学びたい人にはオススメです。