大学先生には珍しくテレビでも分かりやすい話をする人だと思っていたが、やはり本も分かりやすかった。厚めの本だが通勤途上でもよめてしまう内容だ。若者にも良いかもしれないが、こういう日本の労働の世界をよく分かっている学者の本を経営者や、人事が読んでくれないと、日本の職場は変わらない。働く現場をマクロの見地で仕組みを変えないといつしか事件、事故までにつながってしまう恐ろしい世の中だと思う。労働の現場を見直す秀逸の一冊だと思った。
タイトルをみると、とても硬い印象を受ける。やっぱり学者さんの書くモノは・・・と不安がよぎったりする。実際はどうであろうか。<BR> 現在はIT技術も発達し、昔と違って時代の変化が速くなったといわれる。そして、失われた10年以降、多くの人が不安に陥ってきた中、どんなに時代が変わっても、できることはあると、ホッとさせてくれる書物である。<BR>秋の夜長にぴったりの本。
最近よく言われているニートについて問題点を体系的に整理した本。この本で、実にいろいろな問題提起を若者を受け入れる側の社会に対して行っている。<BR>受け入れる側に受け入れる体制が出来ていないことにも問題を投げかけている。かつて、自分たちがそうであったように、受け入れる側の体制がしっかりしていないとせっかくやる気があっても駄目になってしまう。しかし、受け入れる側はその点をよく理解していない。<BR>矛盾だらけだ