全編落書きです。<BR>単体では決して商品にはならない落書きが1000Pに詰め込めるだけ詰め込んであります。普通なら落書きを1000Pも見せられたらウンザリするかも知れませんが、そこは引き出しの広い寺田さん、様々な角度と切り口の絵が1000Pもの落書きを飽きさせずに読破させてしまいます。<P>自由気ままに描いた絵だけに寺田さんの思考(の一端)が判る様な気分にすらなります。<BR>物凄く色んな引き出しを持ってるんだなーと感心しますし、<BR>楽しそうに描いてる気持ちがよく伝わって来ます。<BR>私はちょっと絵の楽しさを見失った時に、この本をめくって絵を描く楽しさを思い出す助けにさせて貰ってます。
これ、とてもいいと思います。とくに絵を描きたい人、絵がうまくなりたい人、寺田流をマスターしたいという人は必需品!!画集としては物足りないかもしれません。ほとんどが落書きなんで・・・でもだからこそコンピュータグラフィックスや色に惑わされることなく彼の絵がよくわかる。よく見える。「なるほど、彼はここまで顔を観察して、立体的に捉えているんだあ。」とか「ここの構造はこうなってるんだあ。」とか色々勉強になります。っそう!!とても勉強になる本なんです。もちろん、ぱらぱら見てるだけでもとても面白い。ぼくはこの本を通じて、いろいろなものを寺田さんから吸収していこうと思っています。1000ページ!!買っただけで満腹感。いい買い物しました!!
寺田さんの独創性や、豊かな発想に触れるとてもいい本です。<BR>完成された絵はそれはそれで素晴らしいのですが、<BR>その完成する前にいくつの試行錯誤があったのか、<BR>また寺田さんはどんなインスピレーションを自分の頭の中から<BR>絵を書くときに引き出すのか、<BR>そんな過程が垣間見え、非常に楽しい一冊です。