いま大きな注目を集める検索エンジンについて、ビジネス的な視点からまとめた本です。<P>全体的に、厳密さや正確さよりも、分かりやすさを重視して書かれているという印象を受けます。語りかけるような文体ですらすら読めますし、脚注も豊富です。<P>タイトルだけを見ると、検索エンジンについて網羅的に書かれた本なのかという印象を受けますが、実際には、全体の8割くらいは広告モデルとSEOに関するものです。また、技術的な事柄から書かれた部分はほとんどありません。ビジネスとしての検索エンジンについて知りたい方には、なかなかの好著と思います。
米国でのインターネットの歴史を商業的な側面を交えつつ展開されている本です。<P>インターネットの商業的な歴史をわかりやすくおさらいするにはぴったりです。(注釈もあるので、そんなに技術論などなくてもOK!)<P>あらためて振り返ってみると、なんてドッグイヤーなの!!って感じがしますよ。だって、大きい(と思われた)会社だって、寿命が極端に短いからね。<P>賢者は歴史に学ぶといいますが、読んでいるうちにいろんなアイデアが湧き出してきますよ。<P>ただ、これで技術論やSEOの真髄をしりたいなどというのは無理。そういう意味で言えば参考になりません。<P>楽しみながら読む読み物としては、好きな人にはたまらない逸品です。
~現在インターネット上において最も熱い戦いが繰り広げられているのが、検索エンジン。本書では、Google、Yahoo!、マイクロソフトの三国志時代に突入した検索エンジンの現状がわかりやすく整理されており、これを頭に入れておけば今後のニュースもより一層面白く読めるはずだ。Google創設者が理想を語っている箇所も非常に読み応えがある。<BR>それにしても、今や必要~~不可欠となった検索エンジンは企業としての利益も追求せざるをえないわけで、公共性とのバランスがどうなっていくのか今後予断を許さない。~