日本最高峰のホテルマンのサービスに対する考えを示した本。<BR>かれは日本人こそサービス業に向いているという考えをあるアメリカ人から得たみたいなのですがそのへんのくだりは、日本人としての自分やその長所を考える際のすごい指針になりました。<P>サービスはセクシーであれという文句も最高です。
顧客第一主義を唱える企業、書籍、人は多いが、顧客第一主義になるためにはどう行動すればいいのだろうか?どうすれば顧客サービスを向上できるのかそのヒントが知りたくて、本書を読みました。<P>「手間をかけたサービスなどない」「何々がこんなにできる」ということはたいして重要ではない。そんな技術や知識は後でいい。まず、最初にサービスの心、哲学を理解すべきである。「サービスの神髄は子どもに対する無条件の愛」等々--超一流のホテルマンであった著者がこのようにおっしゃって下さることは非常に頼もしく感じました。また、「サービスはセクシーであれ」(魅惑的)には全く共感を持ちました。<BR>世に即席ハウツーモノが多いなかで、本当に愛情と哲学を持った人間になることの重要性に気づき!ました。サービス業の方だけではなく、公務員や企業の総務担当者の方にも読んでもらいたい本だと思います。
ホテルのサービスは芸術の域にいった姿である。<BR>ちょっと悲しい気分になった。<BR>人は人をみなくなったのだろうか。。マニュアル化されているとはいえ、<BR>見て学ぶことがどんなに大切かを教えてくれる。<BR>フロントに一人のホテルマンが居るだけで、すでにホテルの装飾より圧倒される場合がある。<P>立つだけでサービスを受けた気分になるのが究極のサービスだろう。<BR>無形の力は、すなわち、型となり、<BR>身体性という点からいうと、自分のからだひとつで商売しているホテルマンは、<BR>小説家につぐ職業であるかもしれない。