表紙を見て子供向けの本か、と思っていましたが、ビジネスシーンで使える表現が満載されていて、これは、とっても役に立ちます。ホント、お薦めです。最初、児童英語教師をしている妻に「これ、いいよ」と手渡されたまま放っておいたのですが、先日何気なくページをめくって、びっくりしました。仕事場で「よろしくお願いします」にあたるI'm looking forward to working with you.とか、「問題は……だと思いますよ」はI think the problem is...と言えばいいとか、決してこむずかしい言葉を使っているわけでなく、教えてもらえば「そうか!」と納得できる英語表現ばかり載っています。だから、けっこう覚えやすくて、身につきやすい気がします。因みに妻は、この本に載っているWhat's wrong?とかPlease don't.とか使って、生徒さんとの日常英会話がぐんと広がったと言っています。
それはこの著書の応用編となっている<BR>「英会話なるほど練習帳」「英会話ペラペラ練習帳」を<BR>平行してすることです。<BR>そうすることにより相乗効果で記憶に残り、<BR>なおかつ英語をペラペラ話せられるようになるでしょう!
私はこれまで「大丈夫だよ、気にしないで」という意味で、外国人に"Don't worry."と言ってきましたが、これはぶっきらぼうな言い方で、大人だったら、"Don't worry about it."と言ったほうがいいことなど、本当に目からウロコの解説に感激しました。タイトルだけ見ると「ネイティブの子どもが覚えることばが100個載っている本なんだ」と思ってしまいますが、左ページに「子どもが覚える言葉」、右ページに「大人が使うべき言葉」がわかりやすく紹介されていて、ものすごく役に立ちました。一番感心したのは、「ネイティブの子どもが覚える言葉」の中で、大人が使ってはおかしい、ばかにされてしまうような表現は、BE CAREFUL!のコーナーで、「これはぜったい使ってはだめだよ、なぜなら……」とわかりやすく説明してある点です。TOEICでは790点を取っている私ですが、このBE CAREFUL!のコーナーに書かれていることは知らないことも多く、本当に役立つ英会話のコツを初めてこの本で教えてもらった気がしました。また、「子どもが覚える表現」の中でも、大人が使っていいフレーズはちゃんと説明してあるので、本当に役立ちます。この本に出会えたおかげで、これから恥をかかなくてすみます。