日本人の書いたビジネス英語の本というと堅苦しい表現のオンパレードですが、我々日本人もビジネスで常に堅苦しい言葉を使って会話しているかというとそうじゃありませんよね。この本は著者がネイティブなのでネイティブが聞いて変な英語は一切ありません。ボキャブラリーも中学、高校ぐらいのもの大半なのですぐに使いこなせそうです。
私はTOEIC840点ですが、日頃あまり英語を話す機会もないので、たまに外国人と英語で会話する際に、意外と簡単な言葉が、出てこなかったり、いい間違えたりします。専門的な議論はいいのですが・・・。<P>そこで一念発起し、簡単なフレーズがすぐに口に出せるような練習をしたいと思い、「なるほどフレーズ100」を購入し、結構気に入ったので、次にこの本を購入しました。<P>「なるほどフレーズ100」と比較しますと、こちらの方がレベルは上ですが、英語自体は非常に簡単なものです。フレーズも同じかな?でも、大きな違いは、前者は子供やティーンが使うような言い回しですが、この本はビジネスマンが使う言い回しを採用しております。つまり、大人向けというものでしょうか。<P>大人の会話では、あまり子供っぽい表現は避けるべきですが、堅苦しい表現ではく、ある程度くだけた表現や、簡単な言い回しは必須なので、妥当なレベルの表現はどういうものかという目安にするにはちょうどいいと思います。<P>これも、「なるほどフレーズ100」と同様、繰り返しシャドーイングをすることで、100フレーズはすぐに頭にこびりつき、会話のキャッチボールを楽しめるようになりました。<P>値段も手頃で、すぐに役立つものです。英語初心者から中級者(TOEIC700~900)まで、会話に苦手意識のあり、大人の会話を楽しみたいかたにお勧めします。絶対お買い得です。
本書ではビジネス英語と謳われているが、むしろ知的な大人の会話であり、ビジネスのみならず日常生活の幅広い場面で応用できると思う。著者の一貫した主張は、日本で教えられている小難しい表現などより、簡単な表現をいかに幅広く正確にそしてテンポ良く使うかである。<P>少しばかり表現を勉強した気になってI appreciated having the opportunity.と言ってみても、Thank you so much.の方がずっとスマートである事や、I don’t know.というのは相手に失礼でI’m not sure.を使わなければならないなど、自分の今までの経験を省みると、いかに多くの間違いをおかしてきたかと恥ずかしくなる。そして、日本において日本人から教えられる英語がいかに使い物にならないかに唖然としてしまう。私は本書を読んでから、native English speakerの著書しか信用できなくなってしまった。<P>本書は一見すると上級者には敬遠されてしまうかもしれないが、掲載されている100のフレーズを確実に実践できている上級者も少ないのではないかと思える。逆に上級者であっても、これら100のフレーズを確実にできれば、コミュニケーション能力はさらに向上するのではないかと思う。<P>さらに赤色のシートで反復確認ができる事、CDが2枚付いる事など、それでこの値段は安すぎると思う。