ゲーム中、話の区切りで出てくるTipsをいくつかピックアップし、<BR>リアルに表現している資料集。さらに未発表Tipsが加わった一冊。<BR>内容としては<BR>【これがあればひぐらしの謎が100%解明される】という程ではなく、<BR>【これがあればわざわざゲームを起動してTips確認する必要がない】<BR>という程度か。<P>全てのTipsをフォローしているわけではないので星4つ。<BR>(手紙や手記などがメイン)<P>購入されたら是非ともカバーをめくっていただきたい一冊。
同人ゲームノベル「ひぐらしのなく頃に」の謎に迫る本。とても充実した内容で、この難題を解く鍵にもなり、新たな謎も呼ぶ。基本的には「暇つぶし編」後に読むのがベストだと思う。<BR>このゲームは、「正解率1%」という非常に難解な推理ものだが、この本を読むことで「正解率3%」くらいになるのではないかと思う。<BR>しかし私は残念ながらその中にはいることはできないようで、日々ゲームとこの本を読みふけり、推理に悩む( ̄ヘ ̄;)
本書は「ひぐらしのなく頃に」の「暇潰し編」のラストで大石と赤坂が作ろうとしていた資料の出版という形式を取っている。<BR> 収録情報の大半が、ゲーム中のTIPSとして紹介された資料・話の再録だが、幾つか追加情報が公開されていて、謎解きを楽しんでいるものとしては、ぜひとも入手しておくべきものと思われる。(内容は、本書を購入して確かめて欲しいが、推理をする上で重要な情報であることは間違いないだろう)<BR> 構成は、実際の資料がファイルにまとめられているのを撮影したような形を取っており、手書きのルーズリーフや便せんが斜めになった状態だったり、新聞の切り抜きがあったり、所々に写真が貼り付けられていたりして、いかにも実際に集められた資料を公開しているような雰囲気を出している。逆にこうした構成の為か、資料以外のもの(コラム記事やグラビア風のCGなどのおまけ要素)は全くない。<BR> こうしたストイックともいえるほどの凝った構成は、必ずしも読みやすいとはいえないが、「ひぐらし」の世界を壊さず、あくまでゲーム世界の延長としてこの本を出そうという意図が感じられ、個人的には好感が持てた。<BR> 逆に、単純に物語として「ひぐらし」を眺めている人には、世界観が広がったり、何らかのサービスCGがあるようなものではないので、必ずしもお奨めはしない。よくあるゲームの紹介本でゲーム中の細かな解説や作者のインタビューコラムなどが載っているようなものを期待・想像されていると肩すかしを食らうことになるだろう。言うまでもなく、「ひぐらし」未プレイでは入手する意味が全くない本である。<BR> 評価点の4つ星は単にこの本を購入する意味のない人がいるだろうということで削ったもので、「ひぐらし」の謎解きを楽しんでいる人に対してなら5つ星である。