ネイティブさんのコメントは的外れである。第一に、この文法書はそもそも、TOEIC対策のようなお手軽な英語を目指している人のための本ではない。英米の知識人が書いた知的な原書を読もうとする人、また英米の知識人と対等に対話することを目指す人がひもとく本である。第二に、普通のアメリカ人には、英文法書の価値を判断することはできないと思う。英文法を無意識のうちに身に付けているため、意識的に文法を分析することをしない(また、その必要もない)からである。ところが、ネイティブでない日本人にとっては、文章を正確に読み書きしようとするなら、正確な文法の知識が必要である。そして、知的レベルの高い文章を読み書きするためには、やはりそれに見合っただけの高度な文法の知識が必要である。第三に、ネイティブさんは、日本の古典や漢文に相当する英語は読む必要がないと思っているらしいが、まさにそうした目的で英語の勉強をしている学徒も多数いる。英語を学んでいる者がすべて「実用英語」とやらを学習しているわけではないということをお忘れなく。最後に蛇足になるが、数年前ある雑誌に、プロの翻訳家(英日)を対象とするアンケート調査の結果が載っていたことがある。「座右の文法書は?」という質問に対して、大部分の回答者が本書を挙げていたのを思い出す。もっともなことだと思った。
いわゆる、文法書です。総ページ数は500ページです!<BR>この本は、使い方が非常に大事です。覚えようとしては、いけないです!!‘読む’ことが大事です。章末には練習問題があるので、そこで知識のチェックをしましょう。<P>3回通して読んで概観をつかみ、普段、文法で疑問点があれば、チェックするようにしてください。<P>この本をマスターすれば、英文法における疑問点はなくなります。<BR>英作文における文法的問題も解決します。英文法において、日本全国のいかなる大学であろうと、恐れる必要はなくなります。日本の大学受験はおろか、TOEFL対策にもなるでしょう。<P>私は、大学1回の時のTOEFL Writiingの授業で薦められ購入しました。<P>その時の使い方は、1週間で1章進むように言われました。この使い方でもいいと思います。<P>大学生はもちろん、達人を目指す高校生にも是非お勧めします。
英文法の参考書を選ぶにあたって以下のことが大事である。<P>1受験勉強や資格試験の時だけでなく、大学生や社会人になってからも使える<BR>2使いやすい構成になっている<BR>3例文が豊富である<BR>4記載に学術的な裏付けがきちんとある<P>本書は、上の条件をすべて満たしている稀な本であり、10年、20年使える名著である。