初読の際に感じたのは、こいう考え方が存在するのかということと、例題に対する解答の導き方が少し強引かなというものだった。<BR>でも、再読するうちに「考え方」を習得させる本であることが理解できた。<BR>極論すれば、答えよりも前頭葉に汗をかいて考え方を鍛えるための本なのだ。
読みやすい。<BR>問題をやりながら読むのはめんどくさいと思っていたが、面白く気軽に考えながら最後まで読ませてくれる。そういう魅力がある。<BR>解説も具体的で説得力がある。<BR>このような内容の本は教育の現場で使えば、日本人の思考・コミュニケーション能力はもっと向上するだろう。<P>特にどなることで人を従わせようとする国会議員や事実をただ並べただけの記事しか書かないマスメディアの人たちに読んで欲しい本である。
最近人気の論理思考の本を比較する限りでは、相当レベルの低い本。<BR>軽い頭の体操として読む文には実害はないが、この程度の「論理」をお勉強すれば実際のビジネスも切り抜けられる、のように宣伝されているのは困ったものだ。この程度の本がベストセラーになりかつ高い評価を受けてしまうのでは、日本のビジネスマンの「論理レベル」を疑わざるを得ない。