「3年間で20倍!!」という副題は誤解を招く表現です。<P>株式投資で元手を20倍に増やした訳ではありません。400万円でバリュー投資をスタートし、その後も資金を追加投入し、そして3年後には時価8800万円になったということです。<P>しかし、これは編集側の問題でしょうね。著者がコピーを考えたわけではないでしょうから。著者は本書の中できちんと書いていますが、3年間の投資額の合計は2400万円です。2400万円を8800万円にしただけでもスゴイことです。その点、実績の裏付けのある本です。実績の裏付けは十分ですが、銘柄選択基準の根拠について説明が十分でなく、本書の内容の妥当性について判断しかねたので、☆3つにしました。
バリュー投資のことが知りたくて読みましたが、<BR>あんまりわかりやすいとはいえず、<BR>自分の成功の自慢話がしたかったのか?ってツッコミたくなりました。<BR>キャッシュフローや、会社の財務を読みこなすなら、それ専門の本も出てますし、素直に会計の本を読んだほうがいいでしょう。<P>投資としては、バリュー投資はすぐに結果がでるものではないので、<BR>塩づけになることもあるだろうに、<BR>それについてのフォローもないところが、なんか眉唾っす。
日本人が書いた株式投資の本ってロクなのがないのですが、<BR>これは財務諸表の見方等が丁寧に書いてあり好感が持てます。<P>ただ「3年間で20倍」という謳い文句はバリュー投資本来の姿ではなく、<BR>いただけません(多分、出版社が目立たせるために入れたのでしょうが..)<P>それと残念なのは、ソトーやユシロの敵対的TOBの件以来、<BR>日本市場には本書に記載されている条件でスクリーニングされる<BR>ネット・ネット株が存在しなくなってしまいました。<BR>従って星3つです。