二つの点で気になったことがあったので、書きます。<P>まず<BR>この本はカテゴリーの間違いから<BR>スタートしています。<BR>水に「おはよう」、「ばかやろう」と言う、<BR>あるいはモーツアルトの音楽を<BR>「聴かせる」、という表現がすでにカテゴリ<BR>ーエラーです。<BR>なぜならば、「おはよう」、<BR>「ばかやろう」、「モーツアルトの音楽」<BR>という意味自体が、<P>人間の脳についてのみ成立するカテゴリーであって、実際に水に<BR>作用しているのは単なる「音波」だからです。<BR>それならば、最初から「音波」の作用として問題を立てれば良い。<BR>このようなカテゴリーエラーがいかにヤバイかは、<BR>「おはよう」と「ばかやろう」の意味が日本語と<BR>逆転している言語が世界のどこかにあったら、と考えれば<BR>わかるでしょう。<P>科学的根拠は0に近い。<P>第二に、この本には、<BR>「他者性」への感受性が欠落していることです。<BR>自分が善意を持っているから、あるいは何かを美しいと<BR>思っているから、他者もその感受性を共有して<BR>何らかの感応を示すべきだ、そのような世界は心地よいと<BR>思うのは、ファシズムです。<BR>ましてや、相手が水だったら、なぜそんなものが自分と同じ感性を<P>共有していると思えるのでしょうか。<BR>そのような心の持ち方は、<BR>世界の中には自分のことなど気にもかけない、<BR>絶対的に異質な他者が存在するのだという<BR>事実を許容できない、小児的心性です。<P>世界には自分と感性を異にする絶対的他者がいる、と考える<BR>方が、この本のように水まで人間的感性のsmall worldにとりこんで<P>しまおうとするよりは、よほど深い楽しみのある世界観に<BR>到達できるでしょう。
この本は、本当に見る価値ありますよ。あまりにおもしろくて一気に読んでしまいました。雪の結晶のような氷結結晶の形が、文字の内容によって変わるなんて!!また、水がまわりの状態を記憶することができるなんて!!高額納税で有名な「斎藤一人」さんの言葉にもあるように”ついてる”というだけで、ついていることが起きるというのも、文字が言霊としてエネルギーを発しているとするなら理解できるし、幽霊は、じめじめした場所(トンネル)にでやすいというけど、これも水が人間の気持ち・念・振動を伝えるとするなら理解できる。また、そんなに深く考えなくても氷結結晶の写真を見るだけで楽しめます。
個人的に江本氏は『波動学のすすめ』から興味を抱いていました。<P>しかし、ついに出ました。写真集。<P>「愛」の波動でこんなにも!!綺麗な結晶になるなんて・・・<P>思わず冷蔵庫の水にも言ってみたりして(笑)<P>これからの時代にますます重要になってくる共生の概念や、エコロジー。一人一人が関心を持つためにも、毎日欠かせない水。<P>こんなところから意識を持つのもいいかもしれません。<P>江本さんは2003年7月に湖を綺麗にすることや琵琶湖もこの力で綺麗にしようといろいろと試みています。<P>そんな活動も知るきっかけになるかもしれません。<P>人として触れておきたい写真の数々。<P>みなさんがいろいろな方に紹介されるのもわかります。<P>単純にちょっと変わった写真集としても充分に見ごたえあります。