本の太い腰帯に書いてあるとおり、以前読んだナポレオン・ヒルの<BR>「思考は現実化する」と底流に流れるものは、同じだと思えます。<BR>そこをもっと源流をたどっていくと「聖書」にたどりつくのでしょう。<BR>「天は自ら助くるものを助く」「扉を叩けさらば開かれん」とか<BR>クリスチャンでなくとも知っている言葉が浮かんできます。それを<P>言葉だけでなく、心に近いところを解説した書といえるでしょう。<BR>ただこれを読んで理解し行動に移す人が何人いるでしょうか?「聖書」<BR>的精神は自己犠牲、奉仕の精神を説くようです。それを原因とすれば<BR>結果が自ずから付いて来るというわけでしょう。この本がベストセラー<BR>というのは、ネーミングの良さと、世の不況でどこかで助けを求めて<P>いる人が多いからだと思います。それに対して、自らの心がけで、<BR>自分の運命が変わると云われれば、SHOCK!ですよね。<BR>私は、電車の車内吊りでこの本の広告を見て買う気になりました。<BR>その時、仕事の関係で結果に対する原因を考えていた最中でした。<BR>早速、その仕事の責任を他人に押し付けることだけはやめることに<BR>しました。
自分が好きになる恋人は、人格が悪い人ばかり。そんな時、自分は恋愛運が悪いんだと思ってましたが、この本を読んで自らの人格に問題があるからこそ誤った相手を選んでしまうことが解りました。<BR>相手に求めるものが邪まなものだから相手からも邪まなものを求められる。もしくは邪まなものを与えられてしまう。<BR>つまり自分に「原因」があるから「結果」として返ってくる。<BR>良い結果が得たいのであれば、自分で良くなる原因作りを行うことが大事ということをこの本で痛感しました。
納得させられる点がいくつかありました。<BR>考え方一つで、人間は幸せになれると言うことでしょうか?<P>「隣の芝は青く見える」と言いますが<BR>まずは「自分の芝を青く見る」ということが大切なんですね。