出版物の執筆にかかわる人だけではなく、ある程度の文章を書く人にはなくてはならないもの。わたしは、執筆業を営む先輩に教えてもらい、それから愛用しています。最近はATOKのオプション辞書としても販売されているので、そちらと併用しています。<BR>タイトルだけ見ると新聞記者や出版業界向けのようにも思えますが、一般企業における広報や製品マニュアルなどの担当者や、一般的な著作業<BR>の方にも役立つと思います。<BR>公用文には使えないとレビューを書いている方がいますが、それは当たり前で「公用文」が特異だからです。タイトルも「新聞用字」だしね。<BR>ということで、官公庁の公用文書や、学術・法律関係など、一般とは異なる習慣を持つ業界では、別の用字辞典を使った方がよいでしょう。
.<BR>この5月に初出版を控え、<BR>ヒーヒー言いながら原稿の校正をしていたとき、<BR>プロの校正者の方から教えていただいた品です。<P>これは原稿書きにはまっこと便利な品でして、<P>この字はこうも書くけど、今一般的にはどっちを遣うのだろう<BR>などと思ったとき、これがあれば一目瞭然。<P>これは共同通信社発行で、記者さんが新聞の記事を<BR>書く時に使っている「新聞用字用語集」なのです。<P>つまり、これを見れば、ある程度トレンドを押さえつつも、<BR>正しいとされる用字がわかる仕組みになっています。<P>出版するわけじゃなくても、<BR>たとえばブログだって、一般的な用字でないと、<BR>読者の方にはわかりにくいってこともあるでしょうからね。<P>例えば、「むりやり」。<P>私としては「無理矢理」と書きたいところですが、<BR>ハンドブックによると「無理やり」だそうです。<P>それから、漢字で書くべきなのか平仮名にすべきか、あたりも<BR>指針があると本当に助かります。<P>一般書店でも普通に売られている品ですが、<BR>プロも使っている道具を持っているという感覚自体も<BR>うれしかったりして自慢(^_^;)です。
一般的な文書を書く場合は便利であるが、公文書には使えない。<BR>例えば、公文書で「1カ所」と表記する場合は、「箇」又は、平仮名の「か」を用いて「1箇所」とする。この本のようにカタカナを用いると誤記とされてしまう。