バッテリー〈6〉    教育画劇の創作文学 みんなこんな本を読んできた バッテリー〈6〉 教育画劇の創作文学
 
 
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バッテリー〈6〉 教育画劇の創作文学 ( あさの あつこ 佐藤 真紀子 )

清々しい余韻に包まれました。<BR>何年も待ち望みにした、物語の締めくくりが、素晴らしい説得力をもって、ここに或ると思います。<BR>このシリーズを読めることが出来たというのは、とても幸せなことです。ありがとうございます。

完結しました。<BR>私としては、完全に満足はしていません。<P>ですが不満を上げても意味がないですし、読み終えて数日経って、<BR>やはり私は、この作品に出会えて本当に良かったと思っています。<BR>あさのさんには感謝しています。<BR>バッテリーを読んでいて、何度も巧たちの感情に共感したり、<BR>その意志の強さに感動したりと、この本から学んだことはたくさんあります。<P>それに、誰もが満足できるような終わり方というのは、どんな本にも無いと思います。<BR>それぞれの人がいろんな感想を持っているとは思いますが、<BR>やはり数年に渡ってこの作品を書いてきたあさのさんや、<BR>素敵な挿絵を描いてきた佐藤さんに、心から「お疲れさまでした」と、<BR>感謝の気持ちとお礼を、私は言いたいです。

最終巻になるこの第6巻を書き終えるまでの長い時間と表現のための戦いに対して、一人の読者として心から言いたい言葉です。一冊の完成された作品としてこの本を語るには、待ち続けた読者としての気持ちが強すぎて、まだ、冷静に語れそうにありません。でも、作者はきっと苦しんだろうと思います。でも、その苦しみが作品の中ににじみ出てくることはなかった。本当に素晴らしいことだと思います。作者が苦しみ抜いたはずの数年間は、本の中では数ヶ月の出来事として、昇華されています。作品の中では別の時間が流れて、別の風が吹いている。それが素晴らしいなあ、と思います。読み終わったとき、私の目の前にも桜の花が風に舞うのが見えたような気がします。素晴らしい物語をありがとうございました。

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