数少ない良書と言えます。<P>初心者よりも、半年以上デイトレを続けているが成績が安定せず困っている人が読むとヒントを得られると思います。<P>デイトレードでは迷いは損失につながります。売買は瞬時に決断しなければなりません。その為にはシンプルな意思決定の基準が必要です。これに一部の指数を用いることは有効だと筆者は述べています。<P>オシレーター系を中心に数種類の指数について、その指数を使った売買が有効か、またその指数に従って売買する時には、どのような工夫をすれば最大の利益を上げられるかについて、筆者の考察がチャートを絡めて具体的に書かれています。またギャップトレードや支持線&抵抗線を使った売買、スカルピングについても考察されており、参考になります。<P>「トレーディングの心理学」の章では、成功の鍵はトレーディングシステムよりも、トレーダーの心理と身に着けたスキルであるとし、自己規律と根気が無ければどんな手法も効果を上げないと述べています。<P>ただし、この原稿が書かれたのが10年は昔と推測され、時代的なマーケットの変化、また米国市場と日本市場の違いについては、読者の経験と知識、および検証で埋めなければなりません。<P>とはいうものの、これだけ代表的な指標やテクニックについて具体的に実際のデーターとつき合わせて研究し、考察した本を知りません。日本の成功したトレーダーの中にもこのような本を出してくれる人が居ると良いのにと思います。
この本で解説される手法は数々あれど、そのほとんどが株価だけを切ったり貼ったりして作られたデータを基にしている点が大いに不満でした。役に立ったのは最後の30ページほどです。<P>トレンドは人が作るものであり、その人々のアクション、すなわち売買板の現れ方、もしくは売買高をパラメータとしてどの手法も相関させていないのは大変な落ち度であり、場合によっては手法を考案した人々の超えられない「バカの壁」と思わせます。<P>最後に、これから買おうとしている皆さん。<BR>これ、株式よりは先物向けの本みたいです。<P>ぼくは間違えて買ったみたいです。
この本のタイトルは「バーンスタインのデイトレード入門 <BR>」であるが、デイトレーダー以外の方でも読んで損はないはず。<P>デイトレーディングの心理学の章は何度も読み返すとよいかもしれません。<BR>あなたが今まで損をしたトレードで、こうすればよかったと思うことが多く書かれています。<P>自分のこれまでのトレードがいかにいい加減であったか思い知らされました。