2歳の子供用にと購入したが、いやはや親の方が夢中になって読んでしまった。<BR>特にイギリスの保存鉄道の紹介、モデルとなったオリジナルの機関車の考察部分は、きわめて鉄道マニア的視点から見ているもので、子供向きに掛かれたものではないことは一読してわかる。<BR>後半部分のおもちゃの紹介と内容がずいぶん乖離していて、このあたりは当初のこの本の企画構想と実際に作ったものの違いが、なんのためらいもなく現れているのは、出版社の特徴(勢い)のなせる業とでも言うべき?この部分は、はっきり言ってばらばら。
トーマスが大好きなので即購入を決めてました。<BR>すごく喜んで見てます。目が輝いてます。<BR>いろんなグッズがあるなと思いながら、<BR>親心としてはこれで満足してくれよ~と願っております。
現行グッズの大図鑑を中心に、イギリスの保存鉄道の紹介やトーマスランドのレポートなどを掲載したムック。<BR> イギリスの保存鉄道の紹介は饒舌なわりに情報量少なく、どうでもいい見物客の紹介がうるさい。もっと保存車両のレポートをすべき。<BR> 圧巻なのはトーマスとその仲間たちの実在したモデル機関車の研究記事。このためだけにお金を出しても惜しくは無いくらいだ。現存しないのか、版権の問題なのか鮮明な写真が使えないようで、口絵を除きほとんどイラストでモデル機関車を紹介しているのは惜しいが、これまでの定説に異を唱える研究は素晴らしいの一言に尽きる。実際にイギリスの保存鉄道に取材に行った連中と写真を連携できなかったのが惜しい。筆者のミスではないがD261のところにデリックのイラストが誤用されていたり、記事末の編集部で作成したであろう一覧表が間違いだらけだったりするのはご愛嬌。<BR> あとできればグッズだけでなく日本での出版物の完全リストが欲しかった。<BR>さらにアーテルやホーンビー、バックマンなど比較的日本でも入手しやすい並行輸入物の玩具も掲載されるとコレクターに便利でしょうが版権上不可能でしょう。さらに絶版グッズまで調査完全掲載されたとしたら偉業と呼んでいいでしょう。<BR> TVシリーズのエピソードガイドが無いのは、過去の同様本との大きな違いだが、この本を買うような人には不必要でしょう。キャラ紹介も本当は不要。むしろ原作研究やTVシリーズの分析・解題が今後に求められよう、海外サイトで指摘がある汽笛の設定のいい加減さやバンクフィルムの誤用も研究課題だ。<BR>ま、とにかく高い資料性でファン必携の基本図書といえる。今後もこのような好企画が出版されるように支援の意味でも買うしかない。