この本は、まるで芸術作品のようだ。<BR>この本は、森羅万象を網羅した聖書のようだ。<BR>この本は、私たちの思考をすべて見透かしている。<P>入試問題のすべての大問を小問に分解し、さらには概念に分解した結果抽出された物理のエッセンスを、どの高校生にも飲めるように絶妙な味付けをしている。<BR>問題数は、電磁気93問、熱32問、原子40問。針に糸を通すがごとく重複も洩れもない。<BR>解説は簡潔明瞭で、時折受験生のミスしやすいところをピックアップし注意をうながしている。<BR>また、公式の導き方から使い方、組み合わせ方、さらにはちょっとしたテクニックを紹介していて実に実践的。たまに少し高度なことを解説し、知的好奇心を適度に満たしてもくれる。<P>レベルは全体的に決して難しくない。しかし、この問題集のみをやるだけで現実として旧帝大レベルも受かってしまう。なぜかって?やればわかる。どんな難問も、所詮この問題集の類題にすぎないことがわかるだろう。こんなにも簡単でいいのかと疑うだろう。私の言葉が全く嘘でないことがわかるだろう。<BR>よほどの難関大じゃない限り、この問題集以外物理は何も必要ない。もし必要ならば、この本の著者が書いた『名問の森』をすすめる。<BR>ぜひこの問題集を覚えるぐらい繰り返して、すべての問題に備わっている物理のエッセンスをくみとってほしい。物理が、あなたの最大の剣となり盾となるだろう。
この本は教科書に書いてあるような、読んでいて退屈な部分は結構<BR>省かれています。<BR> 本質だけをピックアップすることで、参考書と問題集、両面の性質<BR>を持ちながらも、本自体は思ったよりもコンパクトで、持ち運ぶとき<BR>にはそれほどかさばらなくて、結構便利です。<BR> また、問題に関しては、とても精選されており、問題数自体は少な<BR>いが、これを理解すればどんな問題にも幅広く対応できる、というよ<BR>うな印象を受けました。<BR> 時間がない、又は必要以上に多くの問題は解きたくない、という人<BR>にはお勧めの本です。
他の参考書・問題集にありがちな、独特な解法・イメージがなく、すっきりしています。<BR>例題・類題ともそれぞれにちゃんとした問題の意図があって、力がつきます。<BR>この問題集だけで、だいたいの問題は解けるようになるはずです。<BR>地道にこの問題集を何回も解くことをおすすめします。色々問題集を見てきましたが、これが1番だと私は思いました。