本の帯の12x13=156、って、実は自明ですね。<BR>百の位は1、十の位は2+3、一の位は2x3ですね。おー、単純な仕組み。(@_@);;<BR>じゃあ、13x13=169は?これも3+3が十の位、3x3が一の位ですね。(おー、もう欧米人の12x12位は楽勝に抜かしたぞ!エヘン!実は (10+a)×(10+b)=100+(a+b)×10+(a×b)ですよね。aとbが小さければ、この式で楽勝なんですね!)<P>じゃ、例えば12x18はどうだ!これは(12+8)x10+(2x8)=200+16=216で、慣れれば数秒で答えだせますね。(これは(10+a)×(10+b)=[(10+a)+b]×10+(a×b)ですね! これらの文字式は、小学生は習ってませんが、長方形の面積はどの長方形の面積の和になるか、ということを考えると説明可能ですょ。この辺りのことは「子どもに教えたくなる算数」(栗田哲也)がとっても参考になりますょ~)<P>という具合に、巻末の一九一九の表を眺めながら、このような数の規則性を探せるようになると、数学感覚が磨かれそうですね! ここから更に進んで19x19以上にも興味が持てるとしめたものですよ!例えば、○x25なんて、数秒で暗算出来るようになりますょ。<BR>(以上のようなことは「速算」に関する本を読むと書いてありますよ!検索してみてネ。更に勉強できて、良いきっかけになりましたね!)
ついに出た、二桁の掛け算の語呂合わせ本。<BR>コロンブスの卵と同様、こういうのはやったもん勝ち!<BR>この偉業(?)に★五つ。<P>内容について。<BR>この本の大きな特徴は、何といっても11から19までの数字がそれぞれキャラクター化されている点だ。数字とキャラが一対一対応になっていることで、数学の理屈を抜きにして数字であそべるという、お手軽さ&気楽さがとても良い。<BR>印象深い語呂合わせをあげるとすれば、例えばトップバッターの11×11=121(ヒヒ、ヒヒ、人に人)。ナンセンスといって笑いたければ笑うがいい、その写実的なイメージにグッとくる。まるで俳句の世界である。<BR>あるいは、13×19=247「一茶と一休の不思議セブン」。なんだか強引な語呂合わせだが、イラストがとってもキュートですぐ覚えてしまった。<BR>また、9つのキャラクターの中で最も妙なのが、18の「岩(いわ)」だ。なぜ岩がキャラとして成立するのか、ひょっとすると頓知なのかと一休さんじゃなくとも頭を捻りたくなるが、18という数字の持つ手堅いイメージと岩のごつごつした質感は、確かに似ている(と、個人的には思う)。<BR>もちろん「岩じゃイヤ」という人もいるだろう。他の人がいかなるイメージを持っているのか、それを考えるのも興味深い。
インドでは二桁の掛け算の暗算を覚えさせると聞いて、エクセルでつくって覚えようとしていましたが、興味も続かず、なかなかはかどりませんでした。ところがこの1919は各段のキャラクターを設定し、語呂と漫画で覚えやすくするというものです。ギャグのセンスもなかなかで、子供だけでなく、大人も楽しめます。面白いので、今年、小学1年生の親戚の子に買って送りました。せっかくなので、インドに追いつくべく、毎年、掛け算を拡張し、9999(99×99)まで作って欲しいものです。各段のキャラクターを、23はジョーダン、31は掛布、32は高原、43はヨン様、51はイチロー、55はマツイ、65は婿殿(むこどの)、75はGメンとか、ちょっと、想像しただけでも楽しいですね。