あおくんときいろちゃん みんなこんな本を読んできた あおくんときいろちゃん
 
 
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あおくんときいろちゃん ( レオ・レオーニ 藤田 圭雄 )

いまから20年近く前、母親になりたてだったころ、この本と<BR>出合いました。<BR>シンプルな構成と色使いに、迷わず買った本でした。もちろん<BR>あおくんときいろちゃんに息子も夢中になり何十回読んであげたか<BR>わからないほどです。いまでもソラで文を言えるほど。<BR>シンプルな中にあたたかい「何か」が流れているのですね…<BR>こどもはちゃんとした形になったものだけを理解するのでは<BR>なく、抽象化された形の中にも物語を見出す力があるのですね。<BR>親子でこの本のとりこになり、そしておもいっきりレオ・レオニの<BR>作品にはまりました。我家の息子たちはレオ・レオニの世界から<BR>「たいせつなもの」を学び取ってくれたように思います。

0歳児からこの絵本を読み聞かせているが、飽きる様子がない。あおちゃん と きいろちゃん と色とりどりの仲間達が動く気回るとカラフルな世界が生まれる。<P>その色彩の移り変わりが楽しいのであろう。言葉がある程度わかるようになればなお楽しい。実際の世の中もいろんな人がいて、それぞれに美しいんだよ。みんな違うからきれいなんだね。

小さい青と小さい黄色の二人がこっそり出かけて、ふと気がつけば二人が混ざって緑になっちゃった。という簡単なお話。色の紹介にももってこいのお話ではあるけど、その他にも家族とのつながりの大切さも教えてくれる、とてもかわいいお話です。二つの色が混ざってまたもとの自分の色に戻りたいのに、戻れない!!!って泣いちゃうところなんて、こっちも思わずキュンとしちゃうよ。

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あおくんときいろちゃん&nbsp;&nbsp;&nbsp;作者であるレオーニは、アメリカで活躍した芸術家であり、アート・ディレクターとしても活躍をしていた。優れた仕事をしたきた彼が、ある日、孫たちをあやすため、手近にあった紙に、これもまた、手近にあった絵筆と絵の具で、即興のストーリーを紡ぎ出した。それが、本書である。 <br>&nbsp;&nbsp;&nbsp;青と黄色。単純な筆あとが、いくつもの場面を楽しく想像させる。そこには、不思議なリズムがあって、無理がない。あおくんと、きいろちゃんがうれしくて抱き合って、緑色になってしまう場面は、ほほえましく「仲良くする」とは、こういうものなんだとダイレクトに伝わってくる。 <br>&nbsp;&nbsp;&nbsp;そして、やはり豊かな色彩感覚には目を見張る。幼児向けではあるが、それだけにとどまらない力強さと、素朴さを兼ねあわせた絵本である。原題は『Little Blue and Little Yellow』。(たけだ 凛)
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