認知の歪みを認識するには、とても勉強になる1冊です。表にまとめるなどして判りやすくしてあります。<BR>ただ、欝まっさかりの時に読むには、活字も多いし分厚いしでなかなかはかどらないのと、例に挙げてあるのが欧米人なので、日本人に置き換えるのはなかなか難しい部分もあるところが難点でしょうか。
内容的には非常に良い本だと思いますが、いかんせん分厚い上に、翻訳書なので日本語が読みづらい。<BR>読書が好きな方、じっくり読んで理解したい方などにはおすすめできると思いますが、実際にうつで悩んでいて、解決策を求めて読むというのであれば、もう少し読みやすい本を探すことをおすすめします。<P>私も実際にうつになり、精神科の先生にこの本をすすめられたのですが、やはりうつの時は長時間物事に集中することができないので、この本のように難しく読みにくい本だと、読むことがいやになってしまいます。そういう意味では、実際にうつの人ではなく、うつで悩む人が身近にいる人が、それを理解するために読むための本、としてはよいと思います。<P>内容的にはいい本だと思うので、ご自分の状況や環境にあわせて、選んでみてはいかがでしょうか?
原書はもう四半世紀売れ続けてる認知療法の大ベストセラーです。また自分で本を読んでやるビブリオセラピー(読書療法)の研究でも、いちばんよく使われる本でもあります。<P> 認知療法を中心に、実にさまざまな技法やTips(小ネタ)、エピソードが満載で、多くの人が思い思いのやり方で、いろんな箇所を参考にしているようです。少々お高いのと分厚いのが玉に傷です。 <BR> 読破などはめざさず、役立ちそうなところを拾い読みして、片っ端から試してみる、買っておいて辞書的に使う、というのが良さそうです。<P> とりあえずは第3章と第4章だけ読めば、認知療法は始められます。そして困ったことや行き詰まったことがあるたびに、ページを開けば、どこかに切り抜けるためのヒントややり過ごすための方法が出てきます。<BR> 読み追えた後にも、繰り返し参考になる本です。