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| フィーリングGoodハンドブック
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デビッド・D. バーンズ
David D. Burns
野村 総一郎
関沢 洋一
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本著者の前著「いやな気分よ、さようなら」は一般的な評価も高く、自分も稀な傑作と考えていた。これ以上の著作はもはや困難だろうと・・・。正直、今回の本の購入は、前著に敬意を示す程度のつもりで、内容は焼き増しだろう程度に考えていた。しかしながら、さにあらず。今回の著作は、特にコミュニケーションの技法についてかなりのページが割かれており、貴重な記載に満ちている。例として、悪いコミュニケーションの特徴に、「真実」(自分の正しさへの固執)、「犠牲者のような振る舞い」、「手助け」などの15つを指摘する表があり、自分の認知態度に検証を加えることができる。真に価値ある本として、自信を持ってお勧めできる。
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