最近は、空を眺めることも忘れ日々のいそがしい生活に追われている<BR>という方も多いことと思いますが、<BR>ふと空を見上げてみれば日々一期一会の芸術が繰り広げられています。<BR>刻々と変化する日の出前、日没後の雲の色は飽きることがありません。<BR> 多忙な現代人が癒しのひとときを得るきっかけをもたらしてくれる<BR>とても楽しい、美しい本です。
空の色は千変万化。ただの一時でも同じ色はありません。<BR> 春の空・夏の空・秋の空・冬の空。<BR> また、朝焼けや夕焼けがもたらす現象には、地球の丸さや自転の様子、大気の性質など、地球をとりまく科学現象が様々な形で顕著に表れます。<BR> それから、各種色々なスタイルと色を持つ雲を丁寧に観察すると、気象の変化が簡単にわかります。またそれと同時に、季節の移ろいが敏感に空に反映されます。<BR> 空は、雲を生み、雨・風を育て、氷や雪や雷を落とします。更に、幸せの虹を懸け、神秘的なカーテン、オーロラを張ります。<BR> 毎日空を眺めると、地球の鼓動が聞こえます。気象を知ることで、蒼い地球の大切さを改めて実感させられる1冊です。
雲にいろいろな名前がついているのを見ると、日本人は空を見るのが好きだったんだなぁと思います。<BR>空や雲を見ることは、昔でいえば生活に密着したものだったかもしれないですね。<BR>今じゃ天気予報まかせで、空を見ることも少なくなっちゃったけれど、これを気に上を向いて歩いて見るのもいいかもしれません。<BR>飛行機雲って、細いすじ状の雲をつくるだけじゃなく、雲の中を通った後に、雲を消してできる飛行機雲もあると分かったし、<BR>遠くの雨すじがみえたり、雪の形のあられや、タンジェントアークとか、彩雲という、虹のような色をしている雲があると知りました。<BR>解説も丁寧で分かりやすくとても面白かったです。