高校時代、図書館で見つけた時は本当に衝撃を受けました。<BR>極彩色に彩られた花々、人々が焼かれる火と煙。<BR>対照的なのに、どこか通じている『死と生』の臭い。<BR>写真がこれほどまでに人に訴えかける力があることに<BR>正直驚きました。<BR>遠くへ去ってしまう友人にこの本を送りました。
藤原新也さんの感性、視点が凝縮された様な本です。この本に出会えたことはラッキーでした。その写真にそえられる短文もまたすばらしい。<P>一つ気になったのは、文字が大きすぎる様にも感じました。もう少し文字が小さい方が良いかとも思います。なぜなら写真だけでも十分かそれ以上に読者には伝わってるかと思います。
一番最初は学校の図書室で借りて読み、二度目は市の図書館で借りて読み、<BR>三度目にしてようやく自分の手元に置きました。<BR>何度も、何度も――繰り返して読みたくなる本です。<BR>また読むたびに写真や文に対する感じ方が変わる本でもあります。<BR>「死は病ではない」「人は死を選び取る」「死を想え」<BR>死は忌み嫌われるものなのに、こ<BR>の本を読むと尊くて愛しくて、ひどく安心するものなのだなぁと感じました。<P>命の大切さとか生の尊さを一方的に押し付けられた後に残るものよりも、<BR>死が身近にあって避けようのないものだと謳うこの本を読んだ後に残る物のほうが、<BR>私は重たいと思いました。