この著者は子供を知っていると思いました。大人が喜ぶものは子供も喜びます。子供を子ども扱いせず、この本を作ったのだと感じました。<BR>そんな著者の姿勢を子供はよく知っていて、大人が楽しんでいるからどれどれ?という様子で興味を示します。<BR>また、この本は子供のためだけではなく、「親子で」を大切にしている本だと思いました。親が教えようとせずに、一緒に楽しんで読む本。そうすればきっと成果が出ると思うんです。<P>それと、地理の本というと、ただ単に地名だったり産業だったりするのですが、土地についての産物やその土地出身の歴史上の人物やその土地で起こった歴史的事件などなどが織り込まれているから、読んでいて、なるほど~と親も楽しめます。<P>わが子は著者の作品に「ぽんこちさんの毒キノコ事件」という本があることを知り、ほしいといいました。<BR>しかし、すでに買う事ができなくて、図書館で借りてきて読むことになったのですが、本を読むのが嫌いな子が、一気に読んでしまったのには驚かされました。また、その本にでてきた「古墳ってどこにある?近くにある?」なんて聞かれて、母親もタジタジ。<BR>そこで、ダメ母は知ったかぶりをしないで、一緒に調べてみることにしました。親子で調べているとき、フッとこれが親子の時間なんだろうなと思い、にんまりしてしまいました。不思議とすごく楽しかったです。<P>勉強しなさい!早く~しなさい。と声をかけ続けてきたダメ母はちょっと反省です。でも、来年はいよいよ受験勉強開始年齢かな?と思うと、不安がいっぱいです。この著者がそんな母のためにどうしたらいいかなんて本を出してくれるといいなーと思うダメな母です。
親が楽しめちゃう本です。親が楽しめるということは子どもにも良い影響がでるはずです。<P>出てくる内容のテンポがいいのもスキです。<BR>だらだらと説明が書いてあるわけではないし、地名の地図も載っていたり、漫画のようにキャラクターが合いの手を入れてくれたり。お話の展開は面白くしてあるのに、出てくる知識はすごく濃いものんばかり。<BR>ただし、繰り返し読むことが大切かな!<P>学校時代、わたしは社会の授業があまり面白くありませんでした。この本で出会う知識がうれしいです。自分が学生のときこんな本があったらなあと思います。<P>テレビや新聞でこの本を通して知った地名や歴史の話(この本には地理にからめて歴史の内容も入っているんです)が飛び出すと、ちゃんと反応しています。「あっ!小豆島だ」「広島だ、リトルボーイでしょ」と<BR>いうように。<P>1日15分程度ですが「まるごとやろう!」という子供の声がうれしいです。<BR>学校で地理がはじまったら この子は地理がもっと好きになると思います。<P>おすすめの一冊です。
この本のシリーズ「漢字まるごと音読帳」のおかげで、漢字が大の得意に<BR>なったわが子にせがまれて、今度は地理を購入しました。<P>内容ですが、ストーリーの部分、<BR>親が読んでも「なるほど」と思える深い知識の部分、<BR>また、ワクワクする対戦の部分、<BR>今話題の歴代のあの面々(あとのお楽しみということで<BR>あえて書きません。)が<BR>問われるクイズとそれはそれは吉本ワールドが爆裂という感じです。<P>たとえば、<BR>九州地方には阿蘇神社の「あっそうさん」なんて<BR>不思議な人物が登場したりして、著者らしい工夫を感じます。<BR>おかげで、子どもとげらげら笑いながらの読書です。<P>この著者は、子どものための工夫(子どもを楽しませようとする工夫)と<BR>子どもだからこそ、本物を与えたいという工夫があるように思えます。<BR>そんな本物志向が「親子で」楽しめるところだと思います。<P>今は選挙のニュースがさかんに報道されていますが<BR>わが子は国会のことを「漢字まるごと音読帳」の雑学ワールドを読んで<BR>興味を持っていましたので、衆議院で可決だの、参議院で否決だのと<BR>聞いて、「ピン」と反応をしてからは、ニュースをよく見るように<BR>なりました。<BR>そして、今は地理の本を片手に、「ホリエモンの出ているのは広島県か。<BR>広島、原爆。戦艦大和・・・」と、ブツブツ言っています。<P>そんな息子の姿をみると、親のちょっとした日常の工夫って大切だと<BR>痛感しているお父さんです。<P>著者のHPをのぞいたら、理科の本も出る予定とか。とても楽しみです。