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| 実録!平成日本タブー大全
(
一ノ宮 美成
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前半は創価学会、皇室、芸能界、被差別問題がネタで、あまり目新しいという印象はなく、全部読もうかなどうしようかなと思いましたが、後半俄然面白くなりました。<BR>JRと革マル、畜産と抗生物質、K-1石井氏、AV界、電波利権、サラ金とメディア、新聞拡販。ほぇーこんなことがあるのお、と興味津々でした。<BR>あまりに闇が多すぎて、一体どうなっているか。でもこの国を実質的に動かしているのは、こういう闇なのかも知れなませんね。政界、財界、マスコミ、スポーツを問わず、勢いよく旗揚げした『改革』というムーブメントがいつの間にかうやむやになっていくのも、仕方ないことなのでしょう。そして、私たちに熱しやすく冷めやすくて、要するに「そのうち忘れてしまう」私たち日本人の精神構造と無関係ではないような気がします。
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