1歳になる娘に、そろそろなにかいい絵本がないかと、探していました。本屋さんでこれをみつけて、ガイドにしようと思って買ったのですが、100冊の絵本たちのダイジェストを見ているだけで、夢の詰まったおもちゃ箱みたいで、懐かしくて、やさしくて、かわいくて胸がキュンとしてしまいました。パラパラパラっとめくるだけで、涙が出そうになってしまいます。作っていただいて、本当にありがとうございます。この本は絶対におすすめですよ!
絵本を選ぶのは結構大変。たいていの両親は忙しくって、絵本は必要だと思うけど、内容を選ぶのがねぇ、という感じだと思います。私もそうです。ついでに、絵本選びの本を読むのもめんどくさいですよね。なんだか、批評めいた物が多くって。<BR> この本は、絵本の内容について見開きで、ページがカラーで載っており、この本を実際に読んだ読者からの投稿で成り立っています。絵本の見開きって意外と重要ですよね。絵が気に入らないってこと、結構あります。特に絵本の場合、親が気に入っても子どもが気に入らないとか多々あります。実際の内容もはじめの数行に書かれています。これなら時間がない方でも大丈夫。ちゃちゃっと読めます。<BR> ただ、言わせてもらえば、投稿が結構偏っていること。同じ方の投稿が多いような気がします。なんか見たことある文だな?と思うと、さっきと同じ人の投稿かぁ、と言うことがあり、少し残念です。
読み聞かせをしたり、絵本の紹介記事など細々書いているので絵本の紹介本は沢山読んできましたが、この本は絵本を選ぶ目、紹介する視点などがとっても柔らかくてこれから絵本を知りたいお母さんたちにお勧めの本だと思います。<BR>定番ともいえる絵本が沢山紹介されていますが、絵本ナビという絵本サイトのメンバー(ママたち)の投稿が生かされているので、学者とか教職者の意見じゃなくて生の声が聞けるのもいいと思います。子どもがかわれば、我が子によみきかせた場合とはまた違った反応があるのもおもしろいです。<BR>先日の皇太子様のお誕生日会見で朗読されたドロシー・ロー・ホルト(ノルト?)の詩も冒頭のまえがきで紹介されています。実は『スウェーデンの中学教科書』ではなくて、こちらの本を皇太子様は読んだのではないかと密かに思っています。