『デザイナーは喧嘩師であれ!』以来、川崎さんのファンです。<BR>本書は、プレゼンテーションの本と銘打たれていますが、そもそもは<BR>「自分ともっともっと喧嘩しろ!」という著者の言葉だと受け止めました。「喧嘩するほど仲がいい」とも言いますし、喧嘩してこそわかってくる自分のこだわりというものを、私も見つけなければいけないな、と思いました。
読んで、なんか熱くなりました。<P>小手先でないプレゼンは、小手先でない生き方に宿りますね。<BR>と、もう本に書いてないフレーズで語りたくなるほど、<BR>型に囚われないということの本質を、真っ正面から議論<BR>しています。論理的整合性や体系化は、「川崎語」とでも<BR>呼ぶべき独自の体系化をしちゃってるようで、まだ全部<BR>馴染んでいないんですが、著者がずばぬけて魅力的な人であること、<BR>そして真剣によりよいプレゼン、デザイン、生き方を模索して挑戦<BR>し、大失敗などをしつつも、成果に結実させてきていることが<BR>伝わってきました。<P>来週のプレゼンのパワポの絵をどうにかしたい人には全く向きませんが、<BR>パワポではない、型にはまらないプレゼンを模索される方も、<BR>パワポ使いで、自分らしさを模索しだした人も、<BR>そもそもプレゼンとは何で、何で発表するのかを、問い直す意味でも、<BR>得るものはある本だと思います。1年以内にプレゼンする予定がある<BR>人、普通でいることが苦痛な人は、是非手にとることを薦めます。<BR>誰でも及第点をくれる「問題のない」プレゼンを手早く覚えたいなら<BR>何も得ることがないかもしれません。
今まで、自分が行っていたり、聴いたりしていたプレゼンテーションは何だったのかと思う。この本を読んで自分のプレゼンも変えられる気がしてきた。