多くのプログラマーはこの本を本当の意義を理解できないかもしれ<BR>ませんが、すばらしい内容の本です。良書に出会えました。<BR>数値演算やグラフィック機能がブラックボックスになってしまった<BR>時代、これらのプログラムの基本を勉強しようと思っても教科書が<BR>手に入らないのが現実です。そういった意味でこの本は本当に重宝<BR>しました。グラフィック専用LSIや画像処理に携わるエンジニアに<BR>お勧めします。
プログラムの世界ではあまり良い顔されない車輪の再発明を今更ながら真っ向から取り組んでます。<BR>DIBセクションの構築から、メモリ効率・処理速度を考えるプログラミングのヒントにはじまり、アンチエリアシング、拡大・縮小、画像ファイルとのやりとりなど最近はOSのフレームワークに組み込まれている技術を解説。<BR>CDROMが付属していない点が逆に好感が持てます。僕は「コピペすんな、学びながら作れ」という本書の意図だと思いましたが、真相は如何に。<BR>画像工学をはじめたての学生や、自家製車輪で電子の大陸を走り回りたい人向け。
開発環境から描画処理、画像解析やライブラリ(zlib/libpng/libjpegなど) の使用法にアセンブラと、画像処理に役立つ技術が幅広く触れられている。悪く言えば浅く広くではあるが、ただコードを載せるだけでなく、原理的な説明や豊富な図があるのは良い。本書で基礎知識を得る事で、次のステップへに繋げる事ができるだろう。<P>また、アンチエイリアシングやブラシストロークにHDR画像処理、Wintabやウェブカムなど、他の技術書ではあまり目にしない技術について触れているのも嬉しい。これから画像処理を学びたい学生にお勧めしたい。