なぜライブドアが音楽サービス(エンコード・サービス現在は休止中)をはじめようとしたのか、その時代的背景。また、DRM(デジタル・ライツ・マネージメント)などのネットでの著作権保護がどのように変遷し今に至っているのかをわかりやすく教えてくれる。これからネットで音楽ビジネスを考えている方には必読本。
輸入権に対する消費側の問題、CCCDのふがいなさに対して音楽配信メモの威厳というか取り組まれてこられたことがぎゅっと詰まってる点や、音楽の違法コピーに関する見解、インターネットや情報技術の発達に対応するアーティスト側の実際の行動例など、音楽業界の現状が「そんなに書くなよー」と嘆かれかねないほど詳しく、そしてわかりやすく書きしたためてあります。 <BR>音楽を聞く全ての人に買って読んでほしい一冊です。
レコード輸入権、CCCD、ファイル交換ソフトなど、現代の音楽業界が抱えるさまざまな問題点を分かりやすくまとめた一冊。いち音楽ファンとしての視点から書かれてはいるものの客観性は損なわれておらず、単なる業界叩きに終わっていないところが秀逸。「いま音楽業界に何が起こっているのか?」を一通り抑えておきたい人にこれ以上の良書はないだろう。