Webサイトのアクセスログを解析する上での基本をまとめていて読みやすいと思いました。<P>ポイントは次のとおりです。<P>・マーケティング的にはアクセスログをこう使う<BR>・キーワードリストの100~200位は今後の指針になる<BR>・ログの保存形式にはどんなものがある?<BR>・リファーラを必ず保存すること<BR>・ログの参照元(リファーラ)からわかること<BR>・その他にログに記録されること<BR>・クッキーを与えての分析<BR>・サイトマップで「ナビゲーションの問題点」を突き止めるには?<BR>・キーワードの優先順位を決めるには?<BR>・アクセスログ解析ソフトとサービスの選び方/使い方
「教科書」と銘打ってあるとおり,主に企業のサイト管理者向けのアクセスログの解説書.<BR>ログファイルの見方などの基本から,サイト内の動線をアレンジするコツなど細かく書いてある.<P>目的に応じて,ログ解析の仕方も変わってくると思われるが,私のような個人ページを管理する立場でも参考になる部分は多い.<BR>とくに,存在・名前を知ってもらうことを一つの目的としてWebサイトをおいている私にとっては,言われてみて初めて気づく事実にハッとする部分が多い.<P>今後のWeb運営の参考になる本ではある.
アクセスログと聞いて、ページ別のアクセス数とかどのホストからのアクセスが多いとか、時間帯とか、そんなイメージしかない人は読むべきです。ただの記録でなく、結果を出すためのツールであるということがよくわかります。具体的にはIA、ユーザビリティ、SEO対策、広告(キャンペーン)などの効果測定から改善に利用できます。<P>そして、単に用語の説明とかそんなことではなく、そこから何が読みとれて、どう対処すればよいかまで書かれているのがポイントです。もちろんノウハウの全てではないはずですが、新しい気付きがたくさんあります。<P>ただ、別の方も書かれているとおり、この通りに実践するにはきちんとしたソフトや専任者が必要になるでしょう。といっても、読み方の基本さえわかれば、部分的になったとしてもいくらでも活用出来ると思いますが。