「2006ワールドカップ観戦ハンドブック」のサブタイトルに違わず、サッカーに関する解説は詳しく丁寧。でもこの本はそれだけじゃない。サッカー+ドイツ通の著者は、ワールドカップ開催を機に”ドイツ大好き”人を増やしたいに違いない(?)。歴史・文化・産業・国民性など、この1冊が丸ごとドイツ!スタジアムガイドは、地図やアクセスだけでなく、その街の歴史や特徴を詳しく説明してあり、都市ガイドとしても秀逸。古くからのサッカーファンは歴代選手&監督のページに懐かしさのあまり「おォ!」と声を上げるはず。もちろん最近のファンだって、これを読めば「なるほど!」と納得。サッカーはあまり・・・という方は”ドイチェ インフォス”というコラムや”ミニ単語集”を読むだけでも楽しいかも。<BR> 「ドイツに行きたい!」気分になります。もちろんサッカー観戦でね!
この本は、2006年のワールドカップ観戦のためのガイドブックと銘打っています。ドイツ語会話も少し入っています。しかし、この本の魅力は、ドイツのサッカーの歴史を一冊で知ることができること、日本のサッカーにどれだけの影響をドイツサッカーが与えてきたのかを知ることができることです。この点でとてもおもしろい本になっています。コラムもドイツ人、ドイツでの生活をよく観察していて、ドイツを知る上での最上の入門書の一つだと言っていいでしょう。<BR>この本に、さらにホテル情報・市街地図付きの観光ガイドを買えば、来年のドイツは困らないでしょう。